スピーキング上達の秘訣、母音発音の覚え方は【フォニックス】から

2-4. 通じる発音を覚えたい!
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カタカナ発音脱却のコツ、3つのステップ ③~フォニックスの秘訣

英語の発音に関しては、実はフォニックスと呼ばれる法則に基づいてしまえば、完璧な発音に近づけられるんです。

ならそれを覚えればいいじゃんと思う訳ですが、覚える事がたくさんある事と、アカデミック寄りになってしまうので、取っつきにくいかもしれません。

この章では、正しく英語を発音したいけど、ハードルが高いと感じている英語初心者向けに、フォニックスの初めの一歩としての秘訣について紹介します。

少しずつかじっていきましょう!一番かじり易いところからいきますね。

ネイティブ英語の長母音

長母音は「マジックe」と一緒にアルファベット読み

まずは母音の基本を覚えちゃいましょう。

使う頻度がとても高い上に覚えやすいので、発音の改善に役に立ったら嬉しいです。では、いきます。

母音には長母音短母音があります。

何か難しい、とっつきにくいと思ったら(長)と(短)って記号化しても大丈夫です。名前は重要じゃありません

このシンプルに削った法則を覚えて下さい。長母音はアルファベットの読み方で発音します。

aは「エイ」

iは「アイ」

uは「ウー」

eは「イー」

oは「オウ」

では長母音を使う時ですが、ここもまずはシンプルに、単語の最後が「e」で終わる時、その直前の子音の前と覚えちゃいます。

この「e」の事を「マジックe」とか「サイレントe」と呼びますが、発音されない音という法則です。

長母音+子音+マジックe』というセットです。

具体的には、以下のような単語です。

  • game(ゲイム)
  • take(テイク)
  • cake(ケイク)
  • date(デイト)

上の例はいずれもエイ+子音+マジックeで、最後のeは発音しませんね。

長母音の注意点

最期に長母音を発音する時に、一つ意識して欲しいポイントがあります。

長母音の「エイ」ですが、「エー」とならないように注意しましょう。

上で既に挙げた例をもう一度並べた時に発音が以下の通りにならないで欲しいという事です。

  • game(ゲーム
  • take(テーク
  • cake(ケーキ
  • date(デート

日本語でも同じ例がありますよね?

  • 太陽(たいよー)
  • 栄養(えーよー)
  • 了承(りょーしょー)

これらは当然おかしいと思いますよね。長母音の「エイ」も、意識して「エイ」にしましょう。

ネイティブ英語の短母音

短母音は子音と一緒にカタカナ読み

次に、短母音を説明します。

とりあえず、そういう法則としてまずは体に入れてしまってください。
長母音がアルファベット読みだったのに対し、短母音カタカナ読みと覚えて下さい。

aは「ア」

iは「イ」

uは「uh」

eは「エ」

oは「a」

短母音を使う時は、単語が子音で終わる前です。

ここまで極限まで削って法則をシンプルにしました。が、本当はここの「」と「」は、英語の発音では「」に近い音なので敢えて発音記号にしました。

  • bag(ア)
     
  • hit(イ)
     
  • cut(uh)
     
  • set(エ)
     
  • pot(a)

短母音+最後が子音というセットです。

では、(長)と(短)を比べてみましょう!

   (長)       (短)

  • hate (エイ)    hat(ア)
     
  • pale (エイ)    pal(ア)
     
  • made (エイ)    mad(ア)
     
  • wine (アイ)     win(イ)
     
  • cute (ウー)    cut(uh)
     
  • hope (オウ)     hop(a)

まずはこういう法則だと思って、このまま覚えちゃいましょう。

初めに名前に拘らなくて大丈夫ですと言ったのは、長母音だから長ーくする、短母音だから「っ」と出来るだけ短くするという訳ではないからです。

あくまで(長)は”a”を「エイ」とアルファベット読み(短)は”a”を「ア」とカタカナ読みと言う事が重要なポイントです。

これから単語を見たら、

(長)「マジックe」(短)子音かを語尾で確認し、

(長)アルファベット読みするか(短)カタカナ読みするかを決めます!

例外はあります…。

どんな時も例外はつきものです。

この法則にももちろん例外はあります。むしろ、たくさん…。

例えば”feel“は子音で終わるので法則通りならカタカナ読みで「エ」となる所ですが、”ee“はアルファベット読みの「イー」になります。

You“はどっちでしょう?どっちでもないですねぇ。”ou“は「ウー」となりがちです。

では”auto“はどうでしょう?どっちでもないですねぇ。しかも母音が続いています。こういう”au“は意外とありますが、発音は「オ―」となります。

きっと皆さんが自動的に覚えている発音では、以下が挙げられますね。

  • daughter(ドーター:娘)
  • Australia(オーストラリア)
  • caution(コーション:注意)
  • August(オーガスト)

こういう法則は、しっかりとフォニックスを勉強していく事で身につけていけばいいと思いますので、ゆっくりいきましょう。

でも、この基本の長母音短母音の違いを意識して発音していければ、ネイティブの発音に改善していく近道になります。

発音の大切さは、国の名前が通じにくい面からも実感できます。

スピーキングで難しい国名を一発で通じるように発音するためには、それが難しい3つの理由から知るべきです!

結論~長母音と短母音をマスターしよう~

繰り返しになりますが、アカデミックに難しく考えすぎない様、長母音、短母音という名前はさらっと流して、ツボだけ抑えましょう。

  • (長)アルファベット読み+子音+マジックe
  • (短)カタカナ読み+子音

そして、フォニックスの法則を確認しながら、例外をドンドン覚えていく事で、ネイティブ発音に近づいていく事でしょう!

英語のネイティブ発音に近づけるコツ、3つのステップ の①と②をまだご覧になっていないなら、是非こちらも!

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