カタカナ表記のままでは英語の発音にならない【ツイッター】と【Twitter】
TOEICでいくら高スコアを取っていても、スピーキングができない日本人と言われますが、それはそういう教育を受けてきていないのですから仕方がありません!
特に以下の2つの理由が原因なのでしょう。
・ 学校の英語の先生が、そもそも発音できない
・ 試験において点数の比重が少ないから、力を入れて勉強しない
そこでスピーキング力に自信が無い人のために、発音が難しいけど、英会話で実践使用の頻度が高い単語を中心に、シリーズで紹介し始めました。
学校では習わない単語の発音というだけで、知らないから聞けないし、話せないだけです。
知ることによって自分自身のスピーキング力を向上させ、同時にリスニング力も高められるので、まだ知らない人との差別化ができちゃいます!
この章で紹介するのは、SNSの代表的なアプリ【ツイッター Twitter】です。
カタカナ表記のままでは、英語の発音として通じにくいでしょう!
“t”なのに「ラ」?
世界中でポピュラーな【Twitter】の名前は、英語圏の日常会話の中にも頻出します。
日本でもポピュラーに浸透していますし、そのまま通じるだろうとカタカナ発音のまま「ツイッター」と発音すると、きっと驚くほど通じにくいでしょう。
その原因は2つあります。
1.「ツイッター(↑)」と語尾を伸ばして上げる日本語イントネーションが残っている
2.「ら行化」と呼ばれる発音の法則が適用されていない
一発で通じさせるために、英語で【Twitter】を発音するには、
「トゥイ(↑)ラ(↓)」という感じです。
・「イ」にアクセントとイントネーションを強く置き、
・ら行化によって”tt“の発音が「ラ」になって、
・イントネーションを下げて、伸ばさずに終わります。
pronunciationbookさんの動画から、発音を確認できます。
英語の発音では、イントネーションがとにかく大切です。
日本語のフラットさでは通じにくいので、抑揚をしっかりつけることで格段に通じ易くなります。
【スピーキング上達のコツの3つのステップ】の1つ目でもあります!
また、上の動画ではしっかりと”t“の音で発音していますが、実際の英会話の中では、もっと「ラ」に近く聞こえると思います。
これは「ら行化」と呼ばれており、法則があります。
母音に挟まれた”t”や”d”の音は、「ラ」に近い発音になる
この【Twitter】の発音に限らず、同じ法則に当てはまる単語があれば、同様に適用しましょう!
英会話に役立つ補足情報
【Twitter】は名詞ですが、「ツイートする」という動詞もありますね。
英語にも【Tweet】という動詞があります。
もともとは「鳥がチッチッと鳴く」という意味ですが、【Twitter】が登場して以来、アプリ上で「つぶやく」という意味にもなりました。
では例文で見てみましょう。
“Please do not tweet any personal details.”
「個人情報はツイートしないでください」
また、日本語では【Twitter】やフェイスブックなどのアプリを総称してSNSと呼びますね。
英語でSNSのことは、”Social media“と言います。
SNSでは通じませんので、気をつけて下さいね!
まとめ
聞き取ること、話すことに難しさを感じない【Twitter】ですが、実は奥が深い発音の話につながる大切な要素が隠れていました。
英語のイントネーションと、「ら行化」について、これからもどんどん実践していきましょう。
こうした単語は、リスニング力もスピーキング力も、同時に鍛えることが可能です!!
こうした発音が難しい理由がしっかりとある単語について、シリーズとして紹介しています。
紹介する単語の数が増えてきたので索引を作ってみました。
興味のある単語の発音を理解して、まだ知らない人との差別化に使ってくださいね!
また、このブログではスピーキングの向上に特化したトピックを、多数解説しています。
例えば、日本人が自身では気づきにくい発音の弱点について、ネイティブスピーカーからの指摘・アドバイスはこの5点です!