Native英語を話したい!ベッドに横になるの注意点は、時制と目的語の有無
スピーキングのための英語では、試験に出るような単語や文法を習得するよりも、日常生活で頻繁に使うものを覚えるほうが実践的ですね。
「少し疲れたから横になるね。」
このような「横になる」という表現は、「睡眠を取る」を遠回しに言ったり、「少し休む」という意味で使われたりと、日常の中でよく耳にしますよね。
簡単な表現ほど、英会話で使おうとすると適切に言えない傾向がありますが、皆さんならどう言いますか?
「私はベッドで横になります」
では、過去形ではいかがでしょう?
「私はベッドで横になりました」
きっと皆さんはこの表現を使おうと思った事でしょう。
“lie down” 「横になる」
本当に正解ですか?
”Lay down”ではないですか?
とても間違いやすくてconfusingな単語ですね。
さて、どっちが正解でしょう?
この章では、日常生活で必須の「横になる」という表現について、完全に自分のものとして英会話で使えるよう、次の2点について明確にしましょう!
1.自動詞と他動詞の違い
2.過去形が紛らわしい
読み終わったら、もう迷いません!
自動詞と他動詞の違い
まずは、”Lie“と”Lay“の違いについて、はっきりさせましょう。
・Lie … 自動詞なので、後ろに目的語は必要ない。意味は「横になる」
・Lay … 他動詞なので、後ろに目的語がくる。意味は「横にさせる」
これで分かりましたね。
「私はベッドに横になります」の正解は、こちらです。
“I lie down on my bed.“
「横になる」という、目的語を後ろに取らずに存在できる自動詞である”Lie”を使います。
では、”Lay”を使う場合というのは、どういう場合でしょうか?
例えば、赤ちゃんを寝かせる時、
“I lay down my baby in her cot.”
「私は赤ちゃんをベビーベッドに寝かせます」
「赤ちゃん」という目的語を「寝かせる」という他動詞です。
・自分が行動の主体の時は、自動詞の”Lie”を使う
・寝かせる対象がいる時は、他動詞の”Lay”を使って後ろに目的語を取る
ちなみに目的語は物でも表せます。「本をテーブルに置く」といった感じですね。
さらに、目的語を”myself“にすれば、「自分自身を寝かす→横になる」ともできます。
過去形が紛らわしい
そして、もう一つ厄介なポイントがあります。
”Lie”の過去形は”Lay”
何と紛らわしいのでしょう!
自動詞の”Lie”の過去形と、他動詞の”Lay”の現在形は、同じ”Lay”なのです。
よって、「私はベッドで横になりました」という過去形の正解はこうなります。
“I lay down on my bed.”
ポイントは、あくまで後ろに目的語がありませんので、自動詞を用いるということです。
この目的語の有る無しで判断するということを意識すれば迷わずに済みます!
ちなみに”Lay”の過去形は、”Laid”で、「レイド」と発音します。
”I laid down my baby in her cot.”
「私は赤ちゃんをベビーベッドに寝かせました」
少し練習を
では、それぞれの違いをより実感するために、いくつか英作文をしてみましょう。
「私の息子は疲れている様子で、ソファに横になっています」
正解は、自動詞の現在形なので”Lie”を使います。
”My son looks very tired and lies down on the sofa.”
では次の問題です。
「私は芝生に寝転がって、気持ちのいい午後を過ごしました」
この正解は、自動詞の過去形を使うところがポイントになります。
“I lay down on the grass and had a good time this afternoon.”
3問目です。
「その割れ物の花瓶を、そっとテーブルに置いてくれますか?」
正解のポイントは、目的語が花瓶であることと現在形のお願いである点です。
”Would you gently lay down the fragile vase on the table, please?”
では、最後の問題です。
「家族が家に戻るとすぐに、父親はすでに寝息を立てている娘をベッドに寝かせた」
ポイントは娘という目的語を有しているため、他動詞で過去形であるということです。
“As soon as the family came back home, the father laid down his daughter who has already felt in sleep on the bed.”
いかがでしたか?自動詞か他動詞か、現在形か過去形かによって、どのように異なるかを掴んだのではないでしょうか?
こうした英会話上達に直結するTipsをガッツリ学べるのが、コーチングスタイルの学習です。
その中でも、特に短期間で実力を伸ばしたい人向けには、高額でしかも厳しいコーチングスクールがお勧めです。
まとめ
日常会話で必ず使う機会のある「横になる」をスピーキングで実践するには、以下の2点を思い出してください。
・Lie … 自動詞なので、後ろに目的語は必要ない。意味は「横になる」
・Lay … 他動詞なので、後ろに目的語がくる。意味は「横にさせる」
・”Lie”の過去形は”Lay”
・”Lay”の過去形は”Laid”
この2点にさえ慣れてしまえば、どんな表現の応用でも怖くありません!
人にも物にも、自由自在に使っていきましょう!
他にもスピーキングの実力を伸ばすための、さまざまなTipをシェアしています。
例えば、「学校ではラ行で習った発音が、実際の英会話で全然通じない」ということはありませんか?
それは小さい「ゥ」の発音を習得することで、一発で通じるようになります。
または、さまざまなトピックで外国を語る時に、その国の名前が通じないという経験を二度としないためのTipとして、
さらに、小学校からの英語教育で早くも英語が苦手になってしまったお子さんが、遅れを取り戻すにはどうすればいいでしょう?
答えは、まずは自尊心を取り戻して、自信をつける。そして、テスト勉強としての英語ではなく、世界中の誰とでも話ができるための英語を学ぶことです。
受験で必要な英語の知識なんて、後からいくらでもついてきます!
まずは、英語のイントネーションやリズム、発音を学び、自分は英語が話せるという自信をつけることから始めることが重要です!
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