日本人はやっぱり働きすぎ?海外諸国と比べた労働時間

5-2. 海外で働く基礎知識
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日本人はどう考えても働きすぎ

日本で働いた経験と、海外で働いた経験、プラス海外で起業した経験を元に、また改めて会社員として日本で働きたいか?と自問した時に、答えはやはり『NO』でした。

日本で毎日ハードに働いているサラリーマンからすれば、「そりゃあそうだ」と思うでしょうか?中には忙しいけど、とても充実していると思っている方もいるでしょうし、やっぱり海外で働きたいと沸々とした思いを抱えているかもしれませんね。

この章では、そんな過労死という過酷な言葉さえ存在している日本の労働時間について改めて海外諸国と比べてみる事で、あなたの望む働き方を浮き彫りにしたいと思います。

一度しかない人生です。海外に異なる常識を求めて飛び出してもいいのでは?

OECD発表による、労働時間の長い国ランキングで日本は何位?

OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development :経済協力開発機構)は、日本の外務省による位置づけでも、国際経済全般について協議することを目的とした国際機関で「世界最大のシンクタンク」とも呼ばれていると定義されていますので、まずはこちらの発表を参照してみましょう。

Average annual hours actually worked per worker (OECD Statsより検索・参照可能です。)

2018年の調査結果によると、意外な事に最も平均労働時間の長い国はメキシコでした。

2位のコスタリカ、3位の韓国と続き、以降、ロシア、ギリシャ、チリ、イスラエル、チェコ、ポーランド、アメリカと名前が上がり、日本は21位という意外と低いランキングでした。

しかも、上位に韓国やアメリカが来るのはまだ分かるとして、あまり長時間労働というイメージが無かった中南米や東欧の国が上がったのは意外でした。

あの羊大国のんびりニュージーランドが12位にランクインしている事も解せない結果です。

統計のカラクリ

よく気を付けてみてみると、どうやらこの調査ではパートタイムや派遣社員といった短時間労働者も全て含まれており、労働時間=賃金が支払われた時間の合計と判別し易い事から、有休休暇の有無や、その国の正規・非正規労働者の割合など、それ以外の要素も色々と考慮しなければならないようですね。

日本に関しては、社員の非正規化が進んだ結果、今や同じOECDの調査で日本の全労働者中の非正規に当たる短時間労働者の割合は世界第5位の高さになっています。

終身雇用をうたっていた国が、今やパートタイマーや派遣社員が世界で5番目に多い国になったのですね。

この短時間労働者の比率増加が日本の平均労働時間の低下に関わっているようです。

つまり、非正規社員の年間労働時間が約1000時間強である事に対し、正社員のそれは2000時間強約2倍であるという日本の総務省の調査を加えると、カウントされていない労働時間にあるものが含まれていないという事になります。

それは、サービス残業と休日出勤です。

これも加味すると、日本は一気にランキングのトップに躍り出る事になる訳です。浮き彫りになるのは、日本の正社員サラリーマン達の平日のサービス残業と休日出勤の長さが尋常ではないという事ですね。

リモートワークと労働時間

コロナ禍の外出自粛に伴い、リモートワーク導入が世界中で加速しそうな風潮です。2020年の時点で、アメリカのTwitter社は社員が望めば永久にリモートワークを認めると発表して世間を驚かせました。

そして現在、リモートワークが最も進んでいる国の一つであるアメリカでは、その結果業務量が増える形になり、家で仕事をしている気安さも手伝って、ついついオーバーワークになった結果、平均労働時間がむしろ長くなっているという調査結果もあるそうです。

この流れは、リモートワークがより適用され易い正社員の労働時間が、将来的に更に長くなるのではないかという危惧に繋がるでしょう。もちろんサービス残業という概念においてです。

リモートを導入する限り、世界のどの国でも起こりうる話ですが、サービス残業を受け入れるハードルが低い日本では特に心配されます。

労働時間と英語

労働時間に関するボキャブラリー

この労働時間をトピックに英会話を展開しようとした場合、どんな英単語が頻出するでしょうか?ここさえ抑えておけば、会話の理解も自分の意見を発言する時も役立ちそうですね。では、例を挙げてみましょう。

  • Workaholic (仕事中毒)
  • Hard work (過酷な労働)
  • Death from overwork (過労死)
  • Working hours (労働時間)
  • Annual leaves (有給休暇)
  • Job description (仕事内容指示書)
  • Employer (雇用主)
  • Employee (労働者)
  • Emplyment agreement (労働契約)
  • Labor act (労働法)
  • Ombudsman (労働基準監督署)
  • Overtime(残業時間)

これらのボキャブラリーを自分の言葉にできていれば、自分なりに日本の労働時間についても英語で説明しやすくなりますね。

overtimeとover timeの違い

丁度「overtime」というボキャブラリーが登場したので、間違えやすい例として「over time」との違いについても明確にしておきましょう。

結論から言うと以下の通り全然異なります。

  • overtime :(残業)【名詞】
  • over time :(やがて、時間の経過と共に)【副詞】

間にスペースが有るか無いかの違いだけで、こんなに違ってしまいます。ケアレスミスには注意しましょうね!では、それぞれの例文もいくつか挙げてみますので、英会話の中でお役に立てばと思います。

  • My manager forces me overtime ever single week.
  • Japanese people should avoid of overtime as less as possible.
  • I have got enough overtime payment this month.
  • I am supposed to get used to this new environment over time.
  • The number of students in a class has decreased over time.
  • This rock has been shaved by wave over time.

結論~日本で正社員として働くなら、長時間労働は覚悟の上で~

日本では、政治による「働き方改革」なる議論があるようですが、どうなるのでしょう?日本人が過労死するというトピックは、家族との時間を大切にする海外の働き方から見ると、全くもって理解できない感覚ですが、果たしてすぐにでも解消されるでしょうか?

これから増々進むであろうリモートワーク導入一つとってみても、労働の更なる長時間化に勢いがつきそうな懸念こそあれ、日本の労働時間が一気に減少する兆しは見いだせていない気がします。

これは今のところ正社員の話に限定されそうですが、派遣社員では将来が不安、かといって正社員では過酷な長時間労働が待っている?この二択は本当なのでしょうか?

さぁ、海外で働くという第三の選択肢はいかがでしょうか?

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