企業の採用条件に見る「ビジネスレベルの英語」って、具体的に〇〇で何点?

5-2. 海外で働く基礎知識
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一般的に言われるビジネスレベルを正確に理解する為に

海外の企業に就職する場合、または日本に住みつつ外資系企業の採用に応募する場合はもちろん、近年では日本の企業への応募でさえ高い英語力を求められるケースが増えてきたようですね。

その際に出てくるキーワードとして、必要な英語力は『ビジネスレベル』との要求をよく見かけます。そして見る度に毎回思うのでは無いでしょうか?

「それって、具体的にはどういうレベルなの?そのレベルを満たす基準ってあるの?」

この章では、そんな疑問を解消できるよう、ビジネスレベルの英語とは具体的にどんなテストで何点なのか?企業の採用にビジネス英語は必須なのか?を説明します!

採用条件の中では、どう記載されているか?

まずは海外で就職する際の前提ですが、外資系企業では、新卒で一斉に採用するという文化がありません。常に足りないポジションを部門別・役職別に募集しています。なので、企業のウエブサイトにも今はこういうポジションを募集していますよ、という情報が載せられています。

そしてその際には、以下のような情報がとても詳しく記載されています。

  • 部門の業務内容
  • あなたの具体的な役割
  • その為に必要とされる経験
  • 最低限必須のアカデミックレベル
  • その他必要な資格やスキル

この中で英語力については、さらりと”Business level proficiency in English”等とだけ記載されている事に気付きます。

日本人を採用しようとしている外資系企業であれば、

Communication skills in English: Writing (for research reports), Reading (to conduct research) and Speaking (for presentations at conferences, to clients, or to the media

などと詳しく記載される事もありますが、海外ではあまり見かけません。

詳しく定義されない理由

では、他の役割や経験などはこれでもかという位詳細に要求されるのに、なぜ英語に関しては”Business level”等と曖昧な表現にとどまるのでしょうか?

答えは、英語の基礎力に加えて、専門用語とビジネスマナーが必要になるからです。

後述しますが、例えばビジネスレベルの定義をTOEIC何点などと目安を作ったとしても、またはいくら帰国子女として英語圏で育ったから日常会話はペラペラだとしても十分ではありません。

そのポジションに必要な専門用語を理解しないとビジネスレベルとは見做されないという事です。

またビジネスマナーに関しては、どちらも英語表現としては間違っていなくてもTPOに応じて選択すべきビジネス表現を選んで使えるか?という問題もあります。

以下2つの英文で、ビジネスの場ではどちらがより相応しい表現でしょうか?

「お座りください」

Please sit down.

Please have a seat.

「彼はそのミーティングをキャンセルしました。」

He cancelled the meeting.

The meeting has been cancelled.

こうした違いを使い分けられるかというスキルが意外と重要です。英語の試験だとどちらでも正解ですが、ビジネスの場では両方とも前者の表現では不正解になる訳です。

これは選抜試験や面接時に必然的に測られるでしょう。

そうは言っても、大体の基準は知りたい。

では、そうは言っても実際にビジネスレベルの英語を可視化できないか?目安はあります。

日本で言うビジネスレベルの英語は、もちろん企業によって厳しさは異なりますが、一般的にはTOEIC800点以上を指すようです。最低でも700点台でしょうか。

はじめから海外で働きたいと思っているあなたには、TOEICはメジャーではないのでお勧めしません。あくまで最低限の目安として使ってください。

TOEFLで言うと90点台、IELTSで言うと最低でも6.5〜7.5が目安のようです。が、初めから海外で働くと決めているなら、常にこれらを上回る語学力は最低限必須だと思われます。

結論~目安を目指すのではなく、専門性を高めよう~

上記のポイントをまとめると以下の通りです。

  • 募集されているポジションの要綱で求められる語学力は、通常Business levelと表される
        
  • 最低でもTOEIC800点以上、TOEFL90点台、IELTS6.5〜7.5が語学力としての目安(日本で外資系に応募する場合)
        
  • そのポジションの専門用語とビジネスマナーが必須

目安はあくまでもその海外企業次第、ポジション次第で異なりますので、必要以上に重要視しないでください。

言及した点数よりも更に高くて当たりまえと思っていれば間違いありませんが、逆に求められる役割に英語力よりも重視されるスキル・経験をあなたが持っている場合、採用される事もありますので。

英語圏でネイティブスピーカーのチームに交じって働くのですから、英語の4つの基礎力は常に向上させる努力は怠らない様にしたいです。

しかし、むしろ重要なのはそのポジションの専門用語を容易く扱える、しっかりしたビジネスマナーでコミュニケーションが取れる、ここを重視しましょう!

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