【海外の小学生の放課後】欧米独特のプレイデイトを、その断り方まで徹底解説!

3. 小学校英語授業で英会話上達可能?
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dateが持つ「約束」という意味。Play dateは「遊ぶ約束」

“date”には複数の意味があります。

日付」や「時代」など年月日に関する意味や、「デート(する)」という意味は当たり前に知られていますね。

そしてもう一つ「(面会の)約束」という意味があります。

英語圏で小学生の子育てをしている親御さんなら必ず耳にする言葉が

“play date”

これは、「子供たちが遊ぶ約束」という意味です。

この章では、海外で子育てしている弥助の経験も多分に盛り込み、

英語圏の小学校を知る上で欠かせない”play date”について、その背景や実態、誘い方や断り方の定番の英会話まで徹底解説します。

またせっかくなのでもう一点、“date”が持つそれぞれの異なる意味についても、ネイティブ表現を交えながら詳しく解説します!

play date、sleep overとは?

日本の小学校でも英語が授業化された今、外国の子供たちと接する機会も増えるかもしれません。

まずは、英語圏の子供たちが迎えに来た親にこう聞いている場面を想像してみてください。

“Can I have a play date with Hana today?”

この子は親に「放課後に花ちゃんと遊ぶ約束してもいい?」と聞いています。

「なぜ、いちいち聞くの?」と思ってしまうかもしれませんが、英語圏では

  • ある年齢までの小学校への親の送り迎えは義務
        
  • 子供だけで登下校させたり、放課後に子供だけで遊んでいたら、親が罰せられる

日本で英語を教える先生方や親御さんも、事故や誤解が生じないよう、文化の違いとして知っておくべきかなと思います。

一般的な”play date“は、

放課後であれば1~2時間程度
週末やホリデー中などは数時間から半日くらい
公園やどちらかの家で遊ばせる

といった感じです。

必ず親の見守り (supervising) が必要であり、公園で子供だけで遊んでいるのを目撃されると通報されることもあります

日本の習慣からすると、少し過保護すぎると映るかもしれませんね。

でもこうした子供を地域で守ろうという意識は非常に高く、例えばいくらロックしていようが車の中に子供だけを残していればほぼ100%通報されます。

なぜ毎年!?と思わずにいられない、あの真夏の駐車場で車内に残された子供が熱中症で亡くなる事件は、英語圏では起きにくいでしょう。

また、さらに家族ぐるみで仲のいい友達とどちらかの家にお泊りして遊ぶ機会もあるでしょう。これは別な言葉で言い表します。

“sleep over”

親同士で、じゃあと言って決めた日取りを伝えられた子供たちは、もう狂喜乱舞です。

子供たちにとっては、スペシャルなイベントですね!

これは別な話ですが、欧米の子供達が学校でどういう遊びをしているのかについても興味はありませんか?

現地の子供達に、どんな遊びをしているか取材しました!
実際に英語で何と言うかを、日本の小学生にも伝えてあげてください!

play dateに誘う英語、誘いを断る英語

海外にいる親御さんは特に、子供が現地の学校に馴染むほど”play date”のおねだり攻撃にさらされるはずです。

誰も彼もが社交的というわけでもないでしょうし、英語に自信がないからとネイティブスピーカーの保護者たちに気後れしている人もいるでしょうが、そんなことなどお構いなしが子供というもの。

ここはもう、そんな子供たちに引っ張られて、辛くない程度に積極的に関わってみましょう。

日本人なのだから英語が上手じゃなくて当たり前と、気にしない人がほとんどですよ!

誘うパターンとしては、子供同士が”play date“したいと言ってきて、どちらかの親が相手の親に打診する流れが多いですね。

  • 子供が親の携帯番号を覚えている…番号を聞いてテキストで打診する
       
  • 子供が親の携帯番号を知らない…自分の番号を書いたメモをその子に渡して親に届けてもらい、先に連絡してもらって打診する

では具体的に誘う時の英語表現の例を、実際に弥助がママ友・パパ友たちから受け取ったテキストから抜粋します。子供の名前を花、友達の名前をLizとしましょう。

すでに仲良しだったり、顔見知りな場合は、

“Hi Yasuke, Would Hana like to come over to our place for a play date with Liz this coming Friday?”

「ハーイ弥助、今週の金曜日、リズとの遊びに花が家に来ない?」

“Hi Yasuke, I would love to have Hana to our place for a playdate with Liz tomorrow.”

「ハーイ弥助、明日リズとの遊びに花を招待したいんだけど」

既に仲良しだったり、慣れていくにつれ、表現もどんどんカジュアルになっていきます。

“Hey mate, just wondering if Hana wanna go to 〇〇 park for a playdate with Liz after school today?”

「おっす、今日の放課後だけど花がリズと一緒に〇〇公園で遊ぶのはどう?」

そして、こうした誘いへの回答はこんな感じです。

“Yes, she would love to. Cheers.”

「彼女も喜ぶよ、ありがとう」

とてもシンプルな文章ですが、短ければ短いほどいいと思います。

気をつけるのは、主語を娘(She)にすることですね。

また、逆に初めて誘う場合はこんな感じです。

この時点では、親の名前を名乗らないことが多い事に気付きました。

“Hi, my daughter Liz would love to have a playdate with Hana sometime. She is available Monday, Tuesday or Friday. Please let me know if Hana is free on them, too. Thank you.”

「こんにちは、娘のリズが花と遊びたがっています。彼女は月曜、火曜、金曜が空いているのですが、花も同じ曜日が空いているかどうか教えてくれますか?よろしくお願いします」

では、それに対する回答はというと、

“Thank you for inviting her. She would love to. How about Monday or Friday then?”

「お誘いありがとうございます。彼女もよろこびます。では、月曜か金曜はいかがですか?」

多少丁寧な表現にするために長くなっていますが、出来るだけ短い文章にすることに違いはありません。
   
   
では、ちょっと都合が悪かったり、気が乗らないなどの理由で“play date”の誘いを断りたい時の英語はこんな感じです。

“She would love to but she has piano lesson Mondays.”

「残念だけど、毎週月曜日はピアノの習い事があるんだよ」

“Sorry but she cannot make it this week.. How about sometime next week?”

「ごめん、今週はちょっと無理なんだ。来週のどこかでどう?」

同じ学校に通う子供同士、今後もよっぽどの理由がなければ仲良くしたいところです。

ですので、断る時には代替日を提示することが多いです。

また、断る時にいちいち細かい説明や、ウソの理由を言いたくない時もありますよね?

そんな時に便利な表現が

cannot make it = できない

これを使えば、特に何がという説明無しに、「ちょっと難しいんだよね」という意味で使えます!

国民性として、どうしても気を遣いがちな日本人には使い勝手がいいかもです。

他にも英語で使い勝手のいい、「上手に断る表現」についてまとめましたよ!

ちなみにですが、ここまで例を挙げてきた中で、”play date“や”sleep over“と二語で表記したり、”playdate“や”sleepover“と一語で表記していますが、

どっちでも大丈夫です。

同じ人でも時には一語で、別な時は二語でというレベルの話なので、全然気にしなくて大丈夫です。

“date”には大きく分けて3つの意味が

例えば”culture“という単語が「栽培」、「養殖」、「培養」といった「文化」以外の意味で使われる時。

知っていれば何てことありませんが、知らないと「文化」で考えちゃって、「???」と戸惑います。

こうした単語はとてもたくさんありますが、”date“もその一つですね。

その知られていない意味が、上で紹介した「(面会の)約束」という意味でした。

では最後に、他の2つの意味についても、名詞として使う場合と、動詞として使う場合に分けて、それぞれ解説します。

年月日に関する”date”の意味

まずは、年月日に関する”date“を名詞で用いる場合は、「日付」や「時代」という意味です。

特に難しいところはないので、イディオム的に使える表現を紹介しておきましょう。

  • out of date … 時代遅れの
         
  • “How about next Friday night?”, “It’s a date.“ … その日で決まりだ
         
  • To date … いまのところ

次に、動詞で使う場合によく耳にするのが、

date back to = さかのぼる

例えば、学校で習った「鳴くよ うぐいす 平安京(794年)」に使えます。

“Heiankyo dates back to 794.

「平安京は794年までさかのぼります」

“The Tax office investigated the suspect’s record dating back to 10 years ago.”

「国税局はその容疑者の記録を10年前までさかのぼって調べ上げた」

歴史のトピックに生かせそうな表現ですよね。

デートとしての”date”の意味

最後は、日本語でも「デートする」と言いますが、カップルで出かける”date“ですね。

これは動詞として用いる場合は、

“Do you often date her?” … 「彼女とはよくデートするの?」

こんな感じで問題ないですね。

しかし意外と知られていないのが、名詞として使う場合はそのものの「デート」の意味に加えて、デートの相手という意味もあることです。

“How was the date with David last night?”

「昨日のデビットとのデートはどうだった?」

“Oh no, don’t remind me that. He was such a hopeless date.”

「やめて、思い出させないで。彼は絶望的なデート相手だったわ」

初めに聞いた彼女は「デート」という意味で用い、応えた彼女は「デート相手」という意味であることが分かるでしょう。

同じように、みんなが知っている「住所」という意味の”address“も、英語圏では動詞として使われることが多いって知っていますか?


またこれは余談ですが、”dating“として用いると「付き合っている」という意味があります。

“I am dating with her so far.” … 「私は彼女と付き合っています」

しかし、アメリカではこの”dating“は確かに付き合ってはいるのですが、お試し期間というか、他にも”dating“している相手がいてもおかしくない状態を指します。

まさに自分がそう言われているという状態にあるという人は、誤解しないように気をつけましょう。相手との温度差があるかもしれません。

 

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その中でも、特に短期間で実力を伸ばしたい人向けには、高額でしかも厳しいコーチングスクールがお勧めです。

まとめ

この章では、”date“が持つ3つの意味を紹介してきました。

  • 海外で使われる”play date“は、「(面会の)約束」という意味の”date“で「遊びの約束」を指す
         
  • 放課後や休日に子供同士を遊ばせることを”play date“、どちらかの家にお泊りすることを”sleep over“と言う
         
  • play date“に誘う英語と、誘いを断る英語について
         
  • 年月日を表す”date”を動詞で使うと「さかのぼる」
         
  • デートを表す”date”を名詞で使うと「デート相手」

英語圏での”play date”や”sleep over”という言葉や概念は、英語の授業が始まった日本の小学校でも紹介されることがあるでしょう

子供だけで登下校して、放課後も勝手に遊べる日本の小学生に、こういう文化もあるんだよという事を教えられれば、さまざまな価値観を学べる機会にもなるでしょう!

    

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