意外と忘れている算数の基礎英語を確認!
基本を制す者は世界を制す。
足し算や引き算、少数や分数など、小学校の算数で使われる用語を英語で何と言うか?についての基本も、意外と「あれ?何だっけ?」と思い出せないものです。
この章では、これさえ知っていれば基本は大丈夫という算数のトピックを選び、それぞれの英語の表現をネイティブ表現も網羅しつつ、小学校で英語を教えることになった先生方のために完璧に確認します。
大抵は言われれば思い出すものばかりです。
「あれ?」を「あー!」に変えましょう!
足し算
足し算は英語で”addition“と言います。
“Students learn about addition in primary school.”
「生徒は小学校で足し算について学びます」
そして数式の例をこのように表した場合、英語では何と読みましょう?何も難しくないですよ。
3+12=15
“Three plus twelve is fifteen.”
これだけです!”is“の代わりに”equals“を使う事もありますが、全く同じ意味です。
そして複数形ではなくて、なぜ3人称単数になるかと言えば、
“Three plus twelve”を一括りに”It“に置き換えられるからです!
少し例を挙げると以下の通りです。
- 10 + 4 = 14
“Ten plus four equals fourteen.”
- 5 + 8 = 13
“Five plus eight is thirteen.”
- 122 + 206 = 328
“One hundred twenty-two plus two hundred six is three hundred twenty-eight.”
そして会話の表現の中で「加える」という動詞で足し算を表す場合には以下のように使います。
“If you add two to seven, what will you get?”
「7に2を加えたら何を得ますか?」→「7足す2は?」
余談ですが、日本では買物の会計でお釣りがある場合、引き算で計算しますね。
「880円です。1,000円からですので120円のお釣りです」
しかし、海外ではこれが880円から1,000円になるまでコインを次々に手のひらに乗せていく足し算を多用するという違いがあります。
「880円に10円 x 2を加えて、100円 x 1で1,000円ね」
今ではキャッシュレスでカードでピッで終わりなので、廃れゆく例かもしれませんね。
引き算
引き算の事は英語で”subtraction“と言います。
そして数式を英語で読む場合は以下の通りです。
- 11 – 7 = 4
“Eleven minus seven is four.” - 34 – 9 = 25
“Thirty-four minus nine equals twenty-five.” - 1123 – 54 = 1069
“Eleven hundred twenty-three minus fifty-four is Ten hundred sixty-nine.”
また「差」という意味で”difference“を使う表現もポピュラーです。“between“と併用して「数字から数字の間の差」がポイントです。
“The difference between eleven and seven is four.”
「11と7の差は4ですね。」
ちなみに例文のように大きな数を英語で読む場合、迷わずに簡単に読む方法をまとめた章があります。もし興味があれば是非!
掛け算
次に掛け算ですが、英語では”multiplication“と言います。
数式の読み方と動詞で使う会話例はそれぞれ以下の通りです。
- 3 x 4 = 12
“Three times four is twelve.” - 5 x 6 = 30
“Five times six equals thirty.” - 10 x 100 = 1000
“Ten times one hundred is one thousand.”
そして「掛ける」という動詞である”multiply“を用いた会話表現は、以下の通りです。
“If you multiply three by four, you will get twelve.”
「3に4を掛けたら答えは12ですね」
さらに「積」という意味の”product“を用いたこんな表現も使われますので、自分では使わなくても大丈夫ですが、相手から言われた時に戸惑わない様に覚えておきましょう。
“The product of three and four is twelve.”
「3と4の積の答えは12です」
ちなみにこれは教科書では習わないであろうネイティブ表現になりますが、海外の小学生は掛け算を「4のまとまり(4s)が3つある」としても使います。
つまり「車が3台」の”Three cars”と同じ様に、「4が3つ」の”Three fours (4s)”という意味です。
“Three fours are twelve.”
「3が4つで12だね」
これはあくまで、ネイティブスピーカーの間ではこう表現する事もあるという知識として覚えておけば大丈夫です!
もちろん使ってもOKですよ!
割り算
割り算は英語で”division“と言い、「余り」の事は”remainder“と言います。「残る」という意味の”remain“は知っていますね。
数式の読み方は以下の通りです。
- 15 ÷ 3 = 5
“Fifteen divided by 3 is five.” - 99 ÷ 11 = 9
“Ninety-nine divided by eleven equals nine.” - 19 ÷ 8 = 2余り3
“Nineteen divided by eight is two with a remainder of three,”
数字の種類
数字には色々と分け方というか種類があると思うのですが、それぞれに付けられている名前を英語で何と言うか、紹介します。
- 整数 ”whole number”
- 素数 ”prime number”
- 偶数 ”even (number)”
- 奇数 ”odd (number)”
- 倍数 ”multiple”
- 約数 ”divisor”
- 公倍数 ”common multiple”
- 公約数 ”common divisor”
その他名称 - 2>1 ”2 is greater than 1″
- x≧1 ”x is greater than or equal to 1″
- 1<2 ”1 is less than 2″
- x≦2 ”x is less than or equal to 2″
- 繰り上がり ”carry-up”
- 繰り下がり ”carry-down”
- 四捨五入 ”round-down / round-up”
分数
分数は英語で”fraction“と言います。
そして分母の事を”denominator“, 分子の事を”numerator“と言います。意識してこの単語を使う事はほとんどないので、知識として覚えておきましょう。
知らなければいけないのはやはり英語での読み方ですね。
特徴的な読み方をする分数もあるので順番に見ていきます。
まずは半分を意味する「1/2」ですが、これは2種類の読み方をします。
- “a half”
- “one-half”
次に「四分の一」という意味の”quarter“を使った表現です。
- “a quarter”
- “one-quarter”
そしてそれ以外の分数に関しては次の法則にのっとって表現します。
- 分子は整数
- 分母は序数
- 分子が1の時は”a”か”one”を用いて分母は通常の序数
- 分子が複数の時は、分母も序数を複数形にする
例えば以下の通りです。
- 1/5
“a fifth”または”one-fifth”
- 2/5
“two-fifths“
- 3/5
“three-fifths“
- 3/4
“three-quarters“
小数
最後に小数ですが、英語では”decimal“と言います。
そして英語で読む場合には、”point“を使い以下の通りです。
- 0.73
“zero point seven three” - 3.14159
“three point one four one five nine”
“point”は複数形にはなりません。
結論~算数の英語読み、ほぼ網羅しました~
この章で紹介した英語さえ知っていれば、算数の基本をほとんど網羅していますので実際に海外の小学生に英語で算数を教える事もできるでしょう。
あとは単位や図形などの用語を覚えて、数学へと進む準備もできたと言えます。
人に尋ねられて「あれ?何だっけ?」となりがちだった算数の英語訳が、全て「あー、そうだった!」と納得して自分のものにできた事を願います!
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