留学に馴染めないという不安は”HOUSE”の活用で解消しよう

4-1. 成功する留学の秘訣
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海外の高校に馴染めないなら、HOUSEシステムに頼ってみれば?

高校生が日本の高校を選択せずに、海外に留学する事も珍しくなくなってきました。その動機やその後の進路についても、ここ10年、20年を経て大分変わりました。

とは言え、これだけ動画配信などが発達しても、実際に留学したいと希望している高校生やその親御さんは、海外の高校における毎日の様子については、まだ想像する域を出ないのかなと思われます。

そして実際に留学する学生は、自分が海外の学校に馴染めるか心配になっても普通の事です。

不安は、対象を知らない事から生まれます。であれば、知ってしまえば不安は解消されますよね。

この章では、海外の高校の特徴の一つである”House”を具体的に説明する事で、自分が学校に馴染んでいるイメージを膨らまし、留学への不安を解消するお手伝いになれば嬉しいです!

ホグワーツの4つの寮

皆さんはハリーポッターをご存じですか?

魔法学校ホグワーツに入学する事になったハリー達新入生が、まず歓迎会の中で魔法の帽子によって一人ずつ決められたのが、これから所属する事になる寮でした。

ハリーは仲良しになったロンとハーマイオニーと一緒に、グリフィンドール寮に振り分けられましたね。

  • グリフィンドール ‐ 勇敢な者達 シンボルカラー:赤と金
      
  • スリザリン ‐ 野心的かつ狡猾な者達 シンボルカラー:緑と銀
       
  • ハッフルパフ ‐ 心優しく寛大な者達 シンボルカラー:黄色と黒
       
  • レイブンクロー ‐ 知性に富んだ者達 シンボルカラー:青と青銅

魔法の帽子は、このような要素から、各生徒の最も適合した特徴を考慮して振り分けます。

そしてそれ以降、何か校内でイベントが行われる時は、何かと寮対抗という形式で競いあい、個人的に何か良い事をすれば自分の寮にポイントが与えられ、何か悪い事をすれば寮の得点からペナルティ分マイナスされ、最終的にどの寮が最も優秀な成績を収めたかが発表されて一年が終わります。

第一作のラストも、スリザリンに決まりかけていた最優秀寮が、ハリー達の土壇場の活躍で一気に逆転し、スリザリン一色だった会場の雰囲気がグリフィンドールカラーに一斉に塗りつぶされていく様が印象的でした。

もちろん、ハリー達グリフィンドール生達が狂喜乱舞した事は言うまでもありません。

自分が所属しているチームが優勝すれば、それは盛り上がりますよね?

“HOUSE”とは?

このホグワーツの寮のシステムを、そのまま高校生活に取り入れ、当てはめたものが【ハウスシステム】です。

海外の高校では、3年B組といったクラスがありません。皆、自分が選択した科目毎に、時間割に沿ってバラバラに教室を移動します。

つまり、自分の所属しているクラスが無い為、クラス対抗運動会や合唱コンクールといった各種イベントや、修学旅行をクラス毎で散策しましょうといったグループ行動がありません。

そこで、ほとんどの高校で採用しているのがこのハウスシステムで、その学校が入学許可している最年少から最終学年までの全ての生徒が、いくつか分かれているハウスに振り分けられます

これも学校によって多少の差はありますが、一度決まったハウスはそのまま卒業まで同じである事がほとんどです。

留学したい高校生に対し、相談にのる学校の先生や留学エージェントは「海外の高校にはクラスが無いから、教室の移動などは自立してやらなければならない」と注意だけはするのですが、何故かこのハウスシステムについて事前に教えてあげていない印象があります。

クラスが無いのは本当ですが、クラス対抗というのがハウス対抗と変わるだけで、生徒たちが自分のグループを応援しながら盛り上がれる機会も、実はたくさんあるのです!

“HOUSE”のメリット

学校によりますが、ハウスシステムをどこまで詳細に設定するかによって、それぞれのハウスの個性が際立たってくるかが決まり、所属生徒のハウスへのロイヤリティー(忠誠心)にも影響を及ぼす事があるそうです。

大体4~6つのハウスに分ける傾向が多く、ある学校では単に色分けして、イエローハウス、以下レッド、グリーン、ブルー等と呼ぶだけの学校もあります。経験上、このパターンが最も多い気もします。

しかし、以下のようにとても詳細に設定する学校もあります。

(ハウス名、カラー、マスコット、遺産、信条)

  • キャス、赤、隼、愛と強さ、共に勝利を
       
  • ジミー、紫、鮫、成功と勇気、強さと協力で優勝を
       
  • ヒューイ、青、狼、知性と信念、勇敢な行動を
       
  • パターソン、オレンジ、馬、創造と決定力、一心同体

これはある学校を取り上げた一例ですが、各マスコットのイラストと共にここまで詳細に設定されると確実に意識されるそうです。

自分の所属ハウスが愛と強さを代々受け継いでいるんだと感じる生徒にとっては、その後の学校生活の中で、自分の行動に愛と強さがインプットされる傾向さえ見られるそうです。

しかも、この学校ではこのハウス毎に基金を募り、活動費に当てたりといった財政面でもそれぞれ自立した組織にまでなっています。

しかしカラー分けだけのハウスであっても、水泳大会などの各種イベントでは、それぞれのハウスカラーのモノを身につけて陣取り、皆で盛り上がってい応援している光景はとても楽しそうです。

一番いい事は、学年が縦割りなので、様々な交流が生まれる事ですね。

元々、年齢による上下関係の無い国が多い事も特徴なので、こういう機会に自由な交友関係を広げていけると、学科では会えない新しい友達が出来るはずです。

ハウスリーダーを筆頭に、下級生を引っ張って行こうとするリーダーシップを発揮する上級生や、優しく下級生をフォローしながら一緒に応援してあげる学生など、誰に言われずとも同じハウスという連帯感で繋がっている様子が感じられます

留学生がよく、現地でローカルの友達が出来ないと嘆く悩みも少なくないようですが、このハウスシステムを上手く活用する事で、同じハウスメイト同士仲良くしようという雰囲気に助けてもらう事をアドバイスできると思います。

結論~ハウスシステムで学校を選ぶ視点があってもいい位~

一点注意点というか、このハウスシステムは各学校によって温度差があるのも事実です。

ハウスリーダーの下一丸となって、定期的にミーティングなども行いつつ、学校の中の更に小さなコミュニティーであるという自覚を持って活動している学校もあれば、単に色だけ分けてますという学校もあります。

上で紹介した通り、留学生にとっては実は学校に馴染む、またはローカルの友達を作る強力なサポートシステムの一つなので、ハウスシステムがしっかりと機能している学校を選ぶ事も条件に入れるといいと思います。

また、これは日本の高校に行っても同じ事ですが、せっかくあるシステムを活用するかしないかも自分次第です。

応援して盛り上がっている自分のハウスグループに居心地の悪さを感じて背を向けてしまうようでは、一期一会を言葉に持つ日本人としてどうなの?という感じですよね。

自分自身の為にも、このハウスシステムに頼り、活用しましょう!

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