間違えやすい英語の発音が生む笑える誤解~「う〇こ」を足に乗せる男

4-2. 留学の悩みを相談したい!
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留学中の恥ずかしい英語の失敗を疑似体験談で④~シリアスなほど面白い誤解~

海外に出て、現地で豪快に失敗する事で自分の経験として学ぶタイプがいます。

オリジナルの経験は誰にも真似されない個性に繋がりますので、コミュニケーションの面からも、向こうから人が寄ってくるというとても大きな強みになりますが、反面最近の若者は失敗する事を極度に怖れると聞きました

別に個性としてそれでいいと思いますし、誰かの失敗を疑似体験すれば学べるよね!という事から始まったこのシリーズですが、今回は第四弾です。

この章では、ちょっとした発音の誤解で本人は真剣そのものなのに周りは大爆笑という状況が生まれてしまったお話をシェアします。あなたが英語の発音で失敗しても、これよりはマシと気楽になれたら嬉しいです。

意外と難しい”m”の発音

英語に限らずですが、やはりゆっくりはっきりと話す事が誤解無く伝えられる秘訣である事は間違いありません。

しかし、実際のネイティブスピーカーとの会話では、リアゾンしながら音は流れる様に飛び交います。そんな中、意外と日本人が英語を発音する時に難しいのが “m” の発音です。

基本的には日本語の「ん」に近い発音で、 口を閉じた状態で鼻から息を出しながら発音する感じです。

“n”と”m”の区別も難しく、結構ハードルが高いのかなと思っています。

この章での話は、正にこの”m”が招いた悲劇でした…。

こむら返りは英語で何と言う?

さて話は変わりますが、10代の頃はいくら睡眠を削ってオールしても、『夜明けのラーメン』を食べれば、次の日も疲れ知らずで遊び続けられました。

が、段々そうはいかなくなっていきます。夜通し踊ったり、またはアウトドアに出かけ山に登ったり、海で波乗りしても今までは「気持ちよかった!」で終わりだったのに、ある日そいつは寝ている時にやってきます。

そうです、あの「こむら返り」と呼ばれる悪魔の激痛です。
運動中、または寝ている時にピキっと足が固まり、激痛に襲われたらしばらく声も出せませんよね?そんな時、周りにいる人が心配して声をかけてくれたら以下のような会話になるでしょう。

“Ow! Ow!” 「痛い!痛い!」

“OMG! What’s wrong? Are you alright?” 「え?どうしたの?大丈夫?」

“I have got a cramp in my leg!! Ow!” 「足がつったの!痛っ!」

“Oh, bend your toe to get rid of the pain!” 「つま先曲げると痛いの和らぐよ!」

「足をつった」と言いたい時は、このように

I have got a cramp.“で表せます。

「足が」と付け足したい時は、一瞬前置詞に迷いますが “in my leg”で大丈夫です。

シリアスに心配したからこそ面白い

そしてある学校が休みの日、オーストラリアのビーチに友達数名と波乗りに行った時、弥助の身に悲劇が起きました。

忘れもしない波乗りをしていて足がつり、溺れかけて死にそうになりながら岸までたどり着いた時の事です。

足を抑えながらゴホゴホせき込んでいる弥助を心配した友達が「どうした?どうした?」と集まってきて声をかけてきました。

ようやく飲んでしまった海水を吐き出し、まだせき込みながら弥助は声を絞り出して言いました。

I’ve got a cramp on my leg.

一瞬顔を見合わせた友達は大爆笑!ビーチで転がって笑っています。

ひどくないですか!?

痛くて動けないので、しばらくは「こいつら後でぶっ飛ばす」と呪う事しかできませんでしたが、落ち着いて話を聞いてみて納得しました。

“cramp”の”m”をうまく発音出来ずに”crap”と聞こえていた上、”in my leg”を“on my leg”と言い間違えていた事もあり、結果的に発した言葉は

「足にウンコがついちゃった」

「うんち」「クソ」という意味の “crap”の発音になっちゃっていたんですね。

結論~苦しい時に正確な発音は無理!~

この話もしばらくネタにされましたが、そりゃあ笑いもするし、いじりもしますよね。

めっちゃ死にそうになっている奴が「足に、足にうんちがついちゃった」って言ってる訳ですから。

すごくシリアスに心配してくれただけに、ギャップが死ぬほど面白かったらしいです。確かに言われてみれば面白いなと、まだ痛む足をさすりながら自分でも笑っちゃいましたもん。

海の中で足をつって死にかけた上、友達に散々笑われた経験でしたが、こうした発音の間違いをすぐさま改善できる気も起きず、しばらくはこんな事が続くのだろうと覚悟した一日でした。

案の定、その後もたくさん失敗しますが、そういう本来恥ずかしくて穴に入りたい種類の事を横で笑い飛ばしてくれる友達にも恵まれたので良しとしましょう!

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