留学中ホームステイ先とトラブルが生じた時の対応ステップ

4-2. 留学お悩み相談室
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ホームステイ先でトラブルが起きたら、我慢せずにすぐに行動!

高校留学を決意した時、多くの学生がホームステイについて期待するでしょう。

自分のまだ拙い英語レベルに合わせて気遣ってくれる優しいファミリーと大きな犬との、笑い声の絶えない生活というイメージを抱くかもしれませんね。

しかし、実際にホームステイをはじめてみたら、「あれ?こんなはずじゃなかった?」「あの楽しみだった生活はどこ?」というギャップが生まれる確率は、実はめちゃめちゃ高いのです。

そして、そんなギャップからのズレの重なりによって、ホストファミリーとの生活に耐えられなくなり、期待が大きければ大きかった程、大きな不満として爆発するのです。

一方で、学生自身が自覚のない行動をワガママに繰り返していれば、ファミリー側から出て行って欲しいと言われる事も意外に多いのが現状です。

この章では、もしホームステイ先でトラブルが発生した場合、以下のそれぞれのケース別にすぐに対応できる様、どうしてそうするべきかという理由と共に示唆してみたいと思います。

  • ファミリー側に問題がある場合
  • 両者にギャップがある場合
  • 学生側に問題がある場合

まずは前提。誰がホストを探して割り振りするのかを知ろう

大学生は大人と見なされますが、高校生が留学する場合には、日本にいる両親の代わりになる現地の保護者(Gardian)が必要になります。

つまり、ただ家に住まわせるというだけでなく、保護者としての大きな役割もあるのです。

この点において、学生はファミリーに滞在費用を払うお客さんではなく、家族の一員として見なされるという前提が生まれます。

そして、その保護者を探して斡旋する部分にも責任を持つ人が必要になりますね。それが多くの場合、私立・公立を問わず学校であり、ホームステイの専任担当スタッフが常駐しています。

または、現地のホームステイ斡旋業者が代行する場合もありますが、責任を持たなければいけない為、やはり学校である比率が高くなります。

ですので、ファミリーと何かトラブった時に解決を依頼する先は、そのホームステイを紹介した学校や斡旋業者一択になります。

この前提に基づいて、以下それぞれのケースを示唆してみますね。

ファミリー側に問題がある場合

もし、ホームステイの様々な現実に興味があれば、こちらの章からも是非!

前提の通り、学校は責任を持ってファミリーを紹介する為に、基本的には万全を期しています。専任スタッフがちゃんと面談を行い、普段からいい関係を構築する努力も続けています。

しかし、何しろ留学生全員に斡旋するには、通学できる範囲内で相当の数のファミリー候補を確保しなければなりません。その為に、どうしてもファミリーの留学生を迎える動機や理解度に温度差は生じてしまうのが現実です。

もしファミリーが、家族としてではなく、副収入を得る為の手段として留学生を迎えている事があからさまな場合、その傾向としては以下の様な例が見られます。

  • 初日のウエルカム感がなかった
  • 留学生受け入れにウエルカムではない家族がいる
  • 日頃から挨拶がない、おざなりである
  • 目を見る、笑顔で、等のポジティブな態度がない
  • ご飯を別々に食べる事が多い
  • 家のルールだけは厳しく求めてくる
  • ファミリーがさっさと自分の部屋に戻り、会話が無い
  • 休日の行動がバラバラ
  • 他にも数名の留学生が滞在している

これら条件に二つか三つでも当てはまれば、ファミリーは高い確率でお金目当てで留学生を受け入れているタイプであり、保護者の責任を完全に果たしていない意味で、非はファミリーにあると考えられます。

なぜなら高い費用を払っている学生には、留学中の安全で快適な生活を保障される権利があるからです。

そこで、学生が取るべき段取りは、まず上の当てはまっているファミリーの行動を改めてもらう様ファミリーに率直に話します。

学生はトラブルの解決に前向きだったと学校に思ってもらう事が重要です。

これで改善されれば様子を見ますが、何も変わらなければ迷わず留学担当の先生に相談しましょう。

ハッピーではない状態で、長い期間過ごす必要はありません。

両者にギャップがある場合

留学生からホームステイについて寄せられる不満のほとんどが、ここから発生していると思います。

それぞれの家には独自のルールがありますし、言葉の壁もある中、お互いが100%理解しあいながら家族として生活する事は、そりゃあ簡単ではありません。

一番いいのは、徐々に歩み寄って分かり合い、最終的に卒業の頃にはお互いが抱き合って別れを惜しむ光景になれば最高です。

  • ちゃんと向き合ってくれる
  • ご飯も一緒に食べる
  • 笑顔もある

でも反面、

  • いつも笑顔という訳でもない
  • 独特のハウスルールが厳しい
  • 休日はそれぞれで過ごし、どこにも連れて行ってはくれない

この様に留学生自身がステイ体験に満足できるか、ファミリーが受け入れにポジティブかを判断するのが難しい場合は、まずは一旦歩み寄る努力をしましょう。

具体的には、まずは会話を増やします。地味ですがとっても大切な事です。英語が分からずに勘違いしていただけというケースも、実はたくさんあります。

次に、手伝いを積極的にし、こちらからもファミリーになる為の努力をしてみる事です。

それでもやはりネガティブ面の要素が強いという気持ちが拭えなければ、ここで初めて学校の留学生担当の先生に相談しましょう。

おそらくファミリーに問題があるケースとは異なり、まずは学校からも「ファミリーはこう言っているし、学生もそこを理解すべきだ」という事を言われると思います。

この時点で反論し、ゴリ押ししようとしてもほぼ上手くいかないでしょう。

学校からの提案を受け入れ、もう一度手伝いをしたり、コミュニケ―ションを取ってみる努力を素直にするのが得策です。この時点で、学校からファミリーに説明が入っており、ファミリー側に気持ちがあれば、同じ様に歩み寄ってくれるはずです。

大抵は、この段階で解決します。

もし、二~三週間この努力をしても状況が改善しない、または悪化するような事があれば、再度学校に相談します。

経験上、トライしたけどダメだったという姿勢で話をすれば、学校は必ず考慮してくれます。

学生側に問題がある場合

最後に、完全に留学生自身に非がある場合ですが、例えば以下の様なケースが考えられますね。

  • 部屋で隠れてタバコを吸ったり、お酒を飲む
  • 薬物を売買したり、自分で使用する
  • 門限を破って連絡もしない事を度々起こす
  • 無断で外泊する
  • 夜中まで自分の部屋や共同スペースで大きな音を立てる
  • ファミリーと全く交わろうとせず、挨拶も会話も全くしない

最初の二つは、問題外です。ホームステイどうこうではなく、留学契約書に絶対記載があるので、強制送還ですね。

それ以外の素行不良についてですが、海外のファミリーは我慢するという事がほぼ皆無なので、速攻で学校や留学エージェントに連絡がいくでしょう。

そうすると学校やエージェントは、学生に対して注意をしなければなりませんが、この時点で既にファミリーはもう受け入れるのを止めたいと思っている事も珍しくありません。

ここで学生が、自分の素行不良が問題を引き起こしているのにホストを変えてくれと要求するのはお門違いですよね。

ですので、学校も滞在費の収入が無くなるファミリーに対して不利になる対応は取りづらい状況に陥ります。

ここからはお金の話と、学校へのお願いベースの話になってしまうので、学生に出来る事は非常に限られます

この場合は、もう留学エージェントをメインに大人同士の交渉に委ねるしかありません。まずは保護者に、そして保護者経由でエージェントに相談し、実際に同じホスト先に残してもらうのか、別なファミリーに変えてもらうか、とにかく動いてもらいましょう。

ここは、めちゃめちゃ力業になる部分なので、大体の場合は最終的に何とかなりますが、ならずに途中で帰国する学生も毎年1割~2割いるのも現実です。

結論~どこが問題か、誰に相談するか~

ホームステイに関するトラブルで、留学生自身に出来る事は限られています。

  • ファミリー側に問題がある場合
  • 両者にギャップがある場合
  • 学生側に問題がある場合

詳しく説明したそれぞれについて、自分がどの場合に相当して、上手くいかない理由がどこにあるのかを、正確に把握する事しかできません。

学生は自分自身の義務として、直面している問題に向き合う事が求められます。

その上で、誰に非があって、改善したら楽しく過ごせる画が描けるのか、誰に相談すればいいのかを、はっきりさせて出来るだけ早い行動を取る事です。

そこを怠って「何とかなる」とか「知ったこっちゃない」と思っていると、何しろ毎日かつ逃げ場の無い状況ですがら、問題はどんどん大きくなっていく一方です。

自分が快適に過ごせて、留学先でのいい思い出を作れるという結果を残せるのは、留学によって自立を学ぶ自分自身である事を忘れてはならないと思います。

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