留学中の英語での授業。難しくなったら、すぐに取るべき対策4選

4-2. 留学の悩みを相談したい!
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留学中英語での授業がわからなくなってきたら、パニくらず、迅速かつ順番に!

親元を離れ、海外の寮やホームステイ先で暮らしている高校留学生。まだ十代の彼ら・彼女らには何もかもが新鮮で、未知の経験ばかりだと思います。

留学初期は何とか新しい環境や留学生用の授業に慣れていくのに必死だと思いますが、半年もすれば留学生だけの準備期間を終え、段階的にメインストリームと呼ばれる現地学生と一緒のネイティブ英語での授業に進みます。

学生によっては、勢いがついて、かつ余裕が生まれたりするのもこの頃で、一気に英語モードが覚醒します。

しかし、このメインストリームに乗ってからが地獄の始まりという学生ももちろんいるわけです。

ただでさえ、得意ではない英語を伸ばすために留学に来ているのに、話すスピードが現地の学生と何も変わらない授業を受ける訳ですから、そりゃあ大変です。

弥助も海外暮らしの中で、もう挫折寸前という高校生を何人も見てきました。

この章ではそんな辛い状態に陥った高校生がどう授業にキャッチアップできるかを、最適な方法を4つ選んで実際にヘルプしたいと思います。

まずは、学校の留学生担当の先生に報告する

自分が英語での授業についていけなくなってきたなと感じたら、とにかくまず最初にするべき事は出来るだけ速く留学担当先生に現状を報告する事です。

当たり前の事のように聞こえるかもしれませんが、シャイになりすぎて、又はネガティブな事を言い出せなくて、ここをクリアできない学生の多い事…。

留学生担当の先生は、一人の学生だけを見ている訳ではありませんので、一人一人の内面までを探っていくのは至難の業です。ましてや、海外では言わない相手への忖度などありません。

自ら「困っています」という事を申告しないと何も始まらないのです。

逆に言えば、この留学生担当先生にちゃんと現状を話して、何にどれ位困っているのか、自分がどれだけ授業についていけていないと感じているか、どれだけの量の課題の提出が遅れているか、そうした情報を早い段階で伝えられれば、迅速なサポートを受ける事ができます。

ここが困難を乗り切る最初の分岐点になります。

同時に学校が契約しているアシスタントを活用する

大体の高校には、その言語に応じたアシスタントの先生が配備されています。
日本人学生であれば、現地採用の日本人アシスタントがいる事が多いので、その人に自分の授業についてもらいましょう。

初めは自分一人にだけ真横に大人のアシスタントがついて、時には通訳してもらいながらママっ子のような状態になるので、これを恥ずかしいからという理由で嫌がる学生はとても多いです。

しかし現地の学生は、留学生が思っているほど気にしていません

海外における多様性というものに慣れている現地の学生は、通訳を横につけて同じ授業に参加していても、その留学生の立場や事情を馬鹿にしたりするケースはむしろ少ないと言えます。

もちろんセロではありませんが、実感としてはそういうのも含めて、受け入れる現地学生が多いですね。

日本の感覚からすると、自分一人だけクラスでアシスタントがついていたらいじめに会うんじゃないかと心配してしまう所ですが、海外では大丈夫ですので、授業についていけなくなる位ならアシスタントのサポートを受け入れるべきです。

そして学校のホームワーククラブを利用する

そこまでではない、少し分からない所があるだけなんですという場合は、学校のホームワーククラブを活用しましょう。

学校によって呼び方は違うかもしれませんが、週に2~3回、放課後の1時間~2時間、希望する学生を対象に図書館などで宿題の手伝いをしたり、分からない文法などを聞いたりできる機会が用意されています。

これも使わない手はありません。

学校にもよりますが、先生たちが週毎に交代で、又は専任で参加する学生達それぞれの悩みや、抱えている課題・宿題をヘルプしてくれます。

個別に抱えている問題の解決をマンツーマンで手伝ってくれる訳ですから、効率的に指導を仰げる機会にできます。

もう一つの利点として、このホームワーククラブで一緒になった他の学生と仲良くなれる面もあります。友達の輪を広げられる上に、勉強の事を相談し合える仲間になるポテンシャルもあります。

最後に個人的にチューターを雇う

上記3つを試してもまだクラスメイトに追いつけない場合は、最後の手段です。

更に自費を追加して、Tutorと呼ばれる家庭教師を雇う手が残っています。

特に数学に苦戦している、化学の授業に全くついていけない等、特定の科目についていけないという場合には、何だかんだ言って有効な手段です。

もしまだ英語に慣れていないけど、その苦手科目は絶対に落としたくないという場合は、万全を期して日本人のTutorを雇いましょう。

このTutorの機会も、英語のスキルを伸ばす機会にしたいという位の余裕があれば、現地の大学生など英語でのマンツーマン指導を受けましょう。

結論~英語の授業についていけなくなったら見直してください!~

まだ10代で、海外で一人で勉強する事は大変な事です。学習スランプは誰にでも訪れます。決して他人事ではありません。

そうなった時に、決して忘れてはいけない事は「とにかく出来るだけ早く手を打つ」です。順番は以下の通りです。

  • 学校の留学生担当の先生に現状を正直に伝え、アドバイスを受ける
        
  • しばらく学校のアシスタントの先生についてもらって授業を受ける
       
  • 学校のホームワーククラブに参加する
       
  • 日本人か現地のTutorを自費で雇って個別に集中特訓する

でも、4つ目のTutorが最後の砦なので、ここで何ともならなければ厳しいかもしれません…。

そうなる前に、とにかく早く手を打ちましょう!

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