臨んだ留学でも、日本に強く帰りたいと思う時があって当たり前
きっと留学を志して海外にいる皆さんは、成りたい理想の自分があって、その為日々努力している事でしょう。
でも、大学生ましてやまだ高校生であれば尚更、日本に残してきた家族や友達、恋人を想い、一時的にでも帰国したいと願っても、全然不思議ではありません。自然な事です。
この章では、もし留学中に「日本に帰りたいな…」と思った時の対処法を症状の段階別にまとめます!
とりあえず帰っちゃう
留学中、精神的に辛くなったら、もし金銭的にも出席率的にも事情が許せば、とりあえず帰っちゃいましょう!
何ってこれが、今の目の前の問題を解決する一番の近道です。
ただ条件提示した通り、保護者からの金銭的なサポートが受けられるかどうかが最初の難関ですね。
また出席率がある一定割合(例えば85%や90%等)を下回ると学生ビザがキャンセルされて強制帰国になってしまいます。
普段からきちんと出席して、全体の出席率を計算して大丈夫かどうかを確認してから動きましょう。
もしこの二点をクリアできるのであれば、とにかく一時帰国して、会いたい人に会って、リフレッシュしたらまた戻ってきましょう。
留学で得られるメリットを思い出す
もし上記の二点をクリアできなければ、とにかく帰国は出来ませんので、現地に残って自分自身を再生するしかありません。
留学中、くじけそうになる度に弥助が実践してきた事は、今苦しんでいる留学生活の向こうに見える、将来なりたい自分を想像する事でした。
でも、そもそも留学で得られるメリットって何でしょう?改めて考えてみると、色々ありそうで、でも同時に何だかモヤモヤしていませんか?
弥助が思う留学とは、自分が将来海外で活躍できるようになる為の、本当に初めの一歩の勇気を与えてくれるものです。
今の自分の立っている位置を知り、どんな経験が足りないのかを知り、それを補う為の努力の道筋を見つけられます。
留学する事は、目的ではありません。
将来の望む自分になる事が目的であり、留学はその為の手段だからです。
- 日本ではないどこかの国で、場所を選ばない生き方が出来る
- 見た事ない物を見て、聞いた事ない物を聞いて、視野の広い大人になる
- 海外で英語を駆使して、自由自在に活躍する
- 他の誰でもない自分自身という一人の個として認められる
- 日本では出会えない人達と友達になり、世界中の彼ら彼女らから愛される
そんな自分自身がイメージする成りたい自分になる事が目的です。
留学はその為の手段でしかないのですから、もし合わないなら、別の手段を見つければいいだけなので、留学に拘る必要なんて、そもそも無いのだ!と開き直りましょう。
自分が恵まれている事に感謝する
もし今留学しているなら、基本的にあなたは恵まれた環境にいる人だと思います。
時代は変わりました。
10年、20年も前の話になりますが、当時留学と称して海外に来ていた学生、特に高校生は、一言で言えば親から厄介払いされた子がかなりの数いたと思います。
最も多かったのは、グレて高校を中退、またはどこの高校にも合格できず中卒のままフラフラしていると、ご近所さんに「子供は留学中なんですの」と世間体だけは保とうと企む両親に、無理やり行きたくもない留学に行かされるパターンですね。
一人一人話してみると、皆普通に優しい子ばかりでしたが、ただ親に見放された傷だけはしっかり負っていてかわいそうでした。それに比べて、最近の留学生は高校留学の学生でも、そういう擦れた子とは余り出会えなくなりました。
ほとんどが、自分の近い将来の進路に向けて確固たる希望があって向かっていたり、海外でチャレンジしたい事があって、もしくは現地で見つけて、それを楽しめる学生という印象です。
これはスマホの普及により、情報の量を圧倒的に多く持てるという点が大きいと思います。
留学先でも日本の家族や友人と毎日でも気軽にやり取りができ、過去の学生と比べて孤独感といった心理的負担が軽い事も、現地での生活に積極的に慣れ易い要因になっているのでしょう。
ここで、まずは時代に感謝ですね!
そして、しっかりした現地サポートを伴う留学には、とても高額な費用がかかります。
デフレに20年以上苦しんだ日本の物価は、もはや諸外国よりも安い位です。
それ故、海外の国の物価の高さに吊られた高額授業料に加え、ホームステイや寮などの滞在費も加えたら、一年で数百万円必要になる事が今の主流です。
日本では、広がる一方の格差社会が問題視されていますが、本当に誰もが気軽に留学できる訳ではありません。
ですので、両親や祖父母への経済的な感謝が出てきますね!
後は、学校の先生や現地でサポートしてくれるエージェントや親戚、友人など、現地在住の留学生を応援してくれる人達への感謝ですね。まだ英語が拙い段階での留学生の英語レベルに合わせたサポートは、あるのと無いのとでは大違いです。
そうした自分が今ここにいられるという、その理由を思い出し、全てに感謝してみましょう。きっと、誰に言われるでもなく、もう少し頑張ろうと思えるはずです。
結論~留学で得られる成果はデカい!!~
繰り返しますが、自分の成りたい人物像ってこんな感じじゃないですか?
- 日本ではないどこかの国で、場所を選ばない生き方が出来る
- 見た事ない物を見て、聞いた事ない物を聞いて、視野の広い大人になる
- 海外で英語を駆使して、自由自在に活躍する
- 他の誰でもない自分自身という一人の個として認められる
- 日本では出会えない人達と友達になり、世界中の彼ら彼女らから愛される
留学には、そんな大人になれる機会に溢れています。
スマホの進歩が逆にあだとなり、せっかく現地にいるのに日本のYouTubeばかり見続け、部屋から出ない選択も出来てしまうかもしれませんが、自ら望んで動く限り、成りたい自分に成れる機会は海外にはたくさん、たくさんあります。
日本から出たことが無い人ほどや、中途半端にワーキングホリデーなど行って何もせずに帰国した人ほど、海外に行ったからって何も変わんないよって言うかもしれません。
でも、それは何の根拠も無いどころか、はっきり言って間違っています。
だから、留学している人は、本当に貴重な機会を得る事が出来ている、あらゆる意味で恵まれた環境にいる様々な可能性に囲まれたラッキーな人です。
「日本に帰りたいなぁ」と思うけど帰れない時は、そう思ってみて下さい!