なぜ海外で外国人の友達が欲しいのに出来ない?出来なかった?

4-2. 留学の悩みを相談したい!
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海外で自分が外国人の友達に溶け込んでいる姿、想像できますか?

留学先において、特にアジア圏からの留学生の友達は出来るものの、なかなか現地のネイティブイングリッシュスピーカーの友達が出来にくいというのは、年齢に反比例して多いかもしれません。

クラスでも、英語が下手な留学生同士ばかりで一緒にいるという、留学あるあるを実際に経験した(している)人も多いのではないでしょうか?

この章では、そもそもネイティブスピーカーの友達を作るのは、そりゃあ最初は難しくて当たり前!という事を理解し、ステップバイステップで作っていけばいいじゃんという”開き直り手法”を紹介してみたいと思います。

ネイティブスピーカーの本音は?

ティーンネイジャーなら尚更、自分たちの言葉でストレス無く会話する事を選びがちになっても、全然不思議ではありません。

特に若いうちは、お互いに尖がっているのが大前提です。英語で言う所の”matured“(成熟した)なティーンネイジャーが稀なのは世界共通でしょう。

更に彼らの会話はスラングだらけですし、仲間だけに通じる内輪の表現やボキャブラリーも多々あります

そんなグループの中に、教科書そのままの英語を話す、自分達の世界観を何一つ理解できない同年代がひょっこり入ってきても、鼻であしらって終わりでしょう。

理由は一つ。面倒くせー、です。

逆の立場に立てば、日本語をあまり話せない人とのコミュニケーションは、聞き返したり、ゆっくり話したりしなければならない分、考えただけでパワーを使いそうだと思いませんか?

ましてや、何かと言うと「ヤバくね?」を連発する日本人の十代のグループに、「スミマセン、ヤバいはナンデスカ?」といちいち聞いてくる外国人が入ってきたら面倒くさくないですか?

「それはおいしいって意味だよ」と答えた後に、ネットでホラー画像を見て「ヤバっ」と言った時、「ナニが、おいしいデスカ?」と聞かれたら、まともに答えますか?

全く同じ事が起きている訳です。

今のあなたは、レベル何?

では、どうしましょう?

魔王を倒すロールプレイングゲームに例えれば、まずはレベル上げをしましょう。自分の攻撃力である、語学力を上げる事です。

ひのきの棒でラスボスの魔王を倒すのは無理な相談です。まずは弱いスライムから倒し、お金と経験値を稼ぐ所から始めますよね?

違和感なくネイティブスピーカーに交じり、スラングや隠語だらけの会話を楽しむ事を魔王討伐というゴールに例えれば、どの位のレベルが必要になるかを理解できるはずです。

つまり、今の自分の語学力という名の、HPと装備を客観的にしっかり把握する事です。

段階を意識すると分かり易いと思います。

レベル1~15:語学学校の先生の言う事がほぼ分かる。

先生は英語を教える人であり、分かり易く話してくれる、辛抱強く聞いてくれる、理解しようと努めてくれる存在です。

先生とのやり取りに自信を持てるようになってくればいい感じですね。でもRPGなら、まだ冒険が足りないので魔王がどこにいるのかすら分からない段階です。

レベル16~29:語学学校の生徒同士で楽しく遊べる。

語学学校では英語を学ぶわけで、当然ネイティブスピーカーはクラスにいません

周囲の生徒達は自分と同じ留学生であり、英語のレベルもほぼ同じなはずです。なので互いに会話の得意や苦手を共感し合えるので、理解しようと前向きになれます。

この互いの足りない部分を補完しあい合うコミュニケーションに物足りなさを感じてきたら、魔王の城が見えてきましたね。でも銅の剣では、まだまだ魔王は倒せません。

レベル30以上:こちらに好意的なネイティブスピーカーと楽しく遊べる。

例えば日本のアニメやコミックが好きという様な、共通の趣味や興味を持っていて、かつそれ故に非常に好意的なネイティブスピーカーは、実践的な英語を学び始めるのにうってつけの存在です。

初めはたどたどしくても、既に持っている日本に関する知識を元に会話するので、ボキャブラリーの面でも苦労する部分は少なくて済みます。

更に同年代であれば、周りのクラスメイトが使っているスラングや隠語などについても教えてくれますし、ふざけて使い合う練習の様な会話を楽しめるようになれば、いよいよ最終決戦ですね。

勇者の剣と鎧を手に入れましたね!

結論~友達を作る為の最強の武器とは?~

では、レベル30以上に到達して、いよいよクラスの誰とでも仲良くなれる武器を装備したと判断出来たら、後は楽々魔王に勝てるでしょうか?

その答えはNOです。

そんなもん、当たり前です。人には相性もありますし、タイミングもありますし、要素はたくさんあります。

でも、友達を作る鉄板の法則もありますよね?そんなのは、皆さんも知っている世界共通の事です。

【共通事項1:笑顔は最強】
再び立場を変えて考えてみましょう。そもそもネイティブの友達が出来ないのは、言葉の壁が面倒くさいというのが一番の理由だと推察しました。しかし、以下の二択ではどうでしょう?あなたはどちらと友達になりたいですか?

A. 日本語はペラペラだけど、自慢話ばっかりだし人を見下している風の外国人

B. 日本語はまだたどたどしいけど、いつもニコニコしていて幸せそうな外国人

考えるまでもなくBですよね?そうです、友達を作る上で笑顔が最強である事は皆知っています。

【共通事項2:きっかけは最強】
友達を作るきっかけを意図的に増やす事も重要です。

一番手っ取り早いのは、やはりスポーツでしょう。最近ではダンスもいいきっかけになり得るようですね。

英語が出来ない高校生が、趣味のヒップホップダンスが上手かったら、一躍学校の人気者になったという身近な実話もあります。

学校の内外でそういった機会を積極的に開拓していく、難しければまず仲良くなった一人に連れて行ってもらう形で行動の輪を広げていく、といった感じです。

前に述べた出来るだけmaturedな人を見極めて、最初の取っ掛かりの人になってもらうのも手ですね。

レベル30以上に達し、更に笑顔で幸せそうに過ごしつつ、自分の行動範囲を広げて出会いのきっかけの場を増やせば、クラスの誰とでも友達になれる可能性は増えそうじゃないですか?

おまけとして、本当に身も蓋もないのですが、ぶっちゃけ後は「下ネタ」です…。

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