なぜジャンケンで決めない人が、英語学習でも海外進出でも成功するのか?

1. 永住したい!
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留学・海外就職に失敗しない5つの秘訣 ②【自己責任とじゃんけんについて】

何かを決める時に、日本人ってじゃんけんで決める事多いですよね?そして大体負けた人がその役割を負わされる事になります。

留学や海外就職に向いているかどうかを探る上で、自己責任を積極的に受け入れるかどうか?というポイントがあります。

この章では、あなた自身が自己責任の受け入れについてどう理解しているかを、何故じゃんけんが相対的な存在であるかを考える事で検証してみましょう

あなたの留学や海外就職が失敗しない為の秘訣として、気付くことが必ずあるはずです。

人のせいにしていませんか?

海外に来ている日本人を見ていて感じるのですが、本当に自分が責任を負う立場を取りたがりません。率先して、私が自分の責任でやります!って言う人がとても少ないです。

留学先の語学学校でも積極的に挙手して発言するのは南米や東南アジアの生徒達が多く、日本人と一部のシニカルなヨーロッパ人は先生に当てられたらようやく発言するイメージがあります。

知らない、分からないのではなくて、ただ発言しないんですね。

自分は知っているから大丈夫と思うのではなく、今自分が参加している授業に自分の知識や発言で貢献しようという積極性が無いのだと思われます。

アルバイト先でも、本当に最小限の範囲のみで言われた事はちゃんとできるのですが、それを逸脱した範囲で何かを積極的にこなそうという姿勢はあまり見られません。

「いらっしゃいませ」から「ありがとうございます」までの流れはとてもいいんですよ!笑顔で礼儀正しい接客で。

でも、その前後のコミュニケーションが無いんです。お店の一店員ではない、ありのままの個の存在としてのそれです。

海外で暮らしたいなら、これは致命的です。

こういった積極性の無さが何に起因しているのかを考えた時に、その理由の一つとしてじゃんけんで物事を決める慣習が影響しているのではないかと思います。

もちろん、じゃんけん事体は本質のメタファーですが、例えば何か役割を決める時、じゃんけんで負けた誰かは消極的にその役割をこなした、もしくは全然しなかったとします。

その成果の不十分さへの叱責に、だってじゃんけんで負けたから仕方なくだったし、と言い訳する。あたかもじゃんけんで負けた事が問題かのように。もっと言えばそもそも自分はじゃんけんに参加させられた被害者だ、くらいに。

逆にきちんと役割を果たしたとして、じゃんけんで負けたんだからやるのが当然と思われて評価が小さい事に納得がいかない、その結果やりがいを全く感じないという側面もあるかもしれません。

こうした側面からも、役割を果たすに当たっての自己責任の持ち方、成果への評価のされ方がいずれも消極的である傾向があるのでは?と疑っています。

「○○さん、□□してくれる?」は英語で何て言う?

役割を決める時、割り振りを決めなくてはなりません。日本の日常では、じゃあジャンケンで決めようか?という流れになる事が多いのでしょう。

では、先生や上司など割り振りを決める立場の人がいる時はどうでしょう?

積極的に手が挙がる兆候を期待できない雰囲気の中、想像するに「じゃあ□□は○○さんにお願いできる?」、もしくは「〇〇、□□を任せる、期待してるぞ」と割り振っていく感じでしょうか?

では、英語圏においてこの「〇〇さん、□□してくれる?」、英語で何て言うでしょうか?

内心で、これ位の英語は簡単だ、馬鹿にするな、と憤慨しますか?直訳すればこんな感じだろう、と。

  • “Can you do that for us?”
  • “Would you do that for me?”

留学や海外就職に向いている資質を持っている人は、現地で英語に接している内に気付いて修正する事ができますが、意識の低い人や自己責任に対する感覚が低い人は、なかなか自ら気付けないという分岐点が存在します。

それは、そもそも「□□は○○さんにお願いできる?」という質問が存在しないという事です。

そりゃあその直訳や文法は”Can you~?”で合っているのかもしれませんし、よっぽど手取り足取りの状況なら使われる事もあり得るのかもしれませんが、通常の場面においては、同じシチュエーションで訳される英語は

Do you want to take that roll?“です。

「〇〇してくれる?」ではなく、「あなたは、〇〇をやりたい?」が質問として使われます。

そして、その質問の答えは”Yes, I do.”か”No, I don’t.”の二者択一です。

もしイエスと言ったなら、そこに自己責任が生じるわけです。よって、結果的にあなたが十分に役割を果たさなければ、何故自分でやりたいと言ったのにやらなかったのか?という責任追及になるのが自然な流れです。

これが当たり前の海外のやり方では、ジャンケンという概念そもそもが必要ないし、嫌々やらされたからという言い訳が通用しない訳です。

逆に成果もあなた自身のモノになるので、達成した際の評価も高くなります。

失敗しましたが、何か?

では、日本人は何故積極的に発言したり、私やりますと自ら手を挙げる人が少ないのでしょう?

理由の一つには、間違っていたら恥ずかしいとか、失敗するのがカッコ悪いとか、責任を取らされるのが怖い、という気持ちが根底にあるのではないかと思います。

結果、人から非難されたり、低評価が周りに広まるのが怖いから、そういうリスクが生じる自己責任は負いたくない、と。

安心してください。留学や海外就職において、そんな心配は一切無用です。

なぜなら、そう思う人がいないからです!

海外において失敗する事はマイナスではありません。

もちろん同じ失敗を何度も繰り返すのは問題外ですが、たいていの場合は失敗はポジティブに捉えられます。失敗して学ぶ事に価値があると浸透しているからです。

それは、失敗=経験と言い換えられます

海外では就職する時にも顕著ですが、これまでの経験がとても問われます。

自分が何を成し遂げてきたかも重要ですが、失敗から何を学んできたかという点も非常に重要視されます。

結論 ~Yesと言おう!~

結論を言えば、失敗を恐れる必要は何も無いのです。リスクが少ない環境なら自己責任を負いながらチャレンジする事も怖くないはずです。

失敗を笑う人もいません。もし笑うやつがいたら、周りからイヤな奴と確実に嫌われます。

そういう意味では、エクスチェンジレッスンやパーティなどで、日本語を習いたての外国人が間違った言葉や発音をした場合に顕著です。

日本人がカワイイというニュアンスで悪気無くクスっと、もしくはアハハと笑った時に、和やかなその場にそぐわないくらい”Don’t laugh at me!“と怒られるのをよく見ます。

これは海外で多いケースなので似たような経験をした人は多いと思います。失敗を笑うなという事が浸透している証左ですね。

他の秘訣についても興味があれば、こちらからどうぞ!

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