何故あなたは日本で生きづらく、こんなに疲れているのですか?
この質問って、的外れでしょうか?
こういう自問をした後で、
「留学したい」
「海外で就職したい、起業したい」
「海外で子供を産んで育てたい」
海外に住みたいと思った事がある人は、そう思ったのではないでしょうか?
海外で20年間暮らし、これからのグローバル人材となる仲間を増やしたいという想いを元に、この質問が生じる傾向を目に見える形にしてみたいと思います。
今、自分が何に疲れているかを考えるきっかけにしてみませんか?
日本はとてもいい国なはずでは?
まず、大前提として日本はとてもいい国です!
外国人の目から見て、日本は治安が良く、礼儀正しくて民度が高い人々が暮らし、物質的に恵まれたとても素晴らしい国として認識されています。
- 20年に及ぶデフレのお陰で何でも安く買える上、ポイントカードを貯めれば更にお得に次の買い物へ
- 世界中のジャンルから選べる高級レストランに、200円台から選べる激安チェーン店など、ニーズに合わせてよりどりみどりの外食機会
- お店でもレストランでも、あなたを迎えるよく訓練された笑顔のサービス
- アマゾンやウーバーイーツに頼めば、欲しいもの・食べたいものを自分で外に買いに行く必要すらない
- 一分の遅れすらない、完璧な運航を毎日繰り返す電車やバスの公共交通機関
- 乗っている自家用車には、あらゆる「あるといいな」が配置された、様々な工夫
- 日帰り旅行先は、どこに行っても市町村レベルで特徴のある魅力的な場所ばかり
- エトセトラ、エトセトラ…。
海外で暮らしていて日本を誇りに思う瞬間です。世界のどの国と比較しても頭抜けています。
日本での暮らしに疲れているのは、こんな理由では?
「なのに何故? 何故、あなたは日本が住みづらく、こんなにも疲れているのですか?」
この命題の答えを探る為、思いつくまま頭に浮かんだ具体的な疑問を並べてみたいと思います。
忙しい日々の流れを無理やりストップさせて、立ち止まった状態で一度自問してみませんか?今感じているもやもやした閉塞感が何なのか、少しずつ輪郭を持ち始めるかも。
- なぜあなたはその時の喜怒哀楽を100%素直に出せないのですか?何を我慢しているのですか?何が息苦しいのですか?
- ポイントカードで買えるそれは、あなたが本当に欲しいものですか?それが無くてはどうしても困りますか?
- 自己評価より他人からの評価が気になりますか?名前も知らない他人の目でも気になりますか?常に自分を誰かと比べてしまいますか?
- 流行の価値観、ファッション、食べ物、映画やテレビの話題についていけない事は、あなたに何か不利益を与えますか?
- 物に溢れた日本の流通を当たり前と感じていますか?廃棄される大量の恵方巻を見て他人事と思わず、罪悪感を感じますか?
- 年収1000万円稼いでいても、毎晩遅くて週末も仕事で、久しぶりに会った我が子に遂に「こんにちは」と言われてしまった人の話を聞いて、悪いのはそういう働き方の仕方なさを理解しない子供だと思いますか?
- 年々更に広がる格差社会の現実に不安を感じていますか?自分の将来を案じていますか?
- 大企業に就職する為に、いい大学に入る、いい高校に、いい中学に、いい小学校、いい幼稚園に、という逆算の生き方にレールを敷いたり、敷かれたりしていませんか?
- タワーマンションの30階に住む子供が、低層階に住んでいる子供に対して「2階のくせに」って蔑む話を聞いた事がありますか?
- 通勤・通学時間帯の満員電車に子供連れなんてありえませんよね?ましてやベビーカーを乗せるなんて言語道断ですよね?
- 反面、共働き夫婦が子供を保育園に入れる審査に有利になる様、一度離婚する事は仕方のない事ですよね?
- スクールカーストって何ですか?ホントにあるんですか?何故自らそんな必要のないカーストを受け入れるんですか?
- そもそも勝ち組って何ですか?負け組って誰が決めたのですか?
結論 ~とても大事な質問~
実は、日本が住みづらいという閉塞感に対して自分が感じた、または誰かがそう感じた体験談を聞いて挙がってくる疑問はまだまだあるのですが、カテゴライズすると以下の様にざっと分けられるのかなと思いました。
こういう疑問に共感できる人は海外に出て行っても苦労しない人達という事です
- 単一民族だからこその一元的な価値観をどう感じていますか?それに縛られていると感じますか?他の異なる価値観をどう捉えていますか?
- 人のせいや何かのせいにしがちじゃないですか?自己責任って意識しますか?
- 空気を読むって何ですか?自分と他人を比べてしまいますか?
- あなた自身の意見を持っていますか?何について?世界中のあらゆる事についてです。
- 感謝する心ゼロですか?お店の人に横柄な発言をしていませんか?お客様って神様なんですか?
こうした疑問を抱かない人、多少抱いても仕方のない事と割り切れる人は、祖国である日本で暮らす事を楽しめる人達なので、心から羨ましく思います。
でも、そうじゃない人。自分の中のもやもやが晴れて、改めて住みづらい、自分は疲れているとはっきり自覚した人はどうすればいいのか?
海外に出てグローバル人材として評価されるようになり、日本だけの価値観に束縛されずにダイバーシティを尊重しあい、自分の居場所が日本の外にもあるってどうですか?
同じ想いを共有できる人、これから海外に出て自分の可能性を試してみたいと思っている人。
ようこそ!当ブログの”はじめに”に代えて。
もしよければこちらの章からはじめてみてください!
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