“the either”?, “either of”?二度と迷わない英会話の秘訣8選

2-1. スピーキング上達基礎英語
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誰もが知ってる”either”のあやふやな知識をクリアにしちゃいます!

先日、誰もがその意味を知っている”both”について、実は知識があやふやで迷ったりしませんか?という観点から、疑問を全てクリアにする章を作りました。

そして、”both“の章と全く同じあやふやさが”either”にもあることに気付きました。

「あれ?ここって”either“だっけ?”either of“が正しいんだっけ?」

全く同じ疑問ですよね?

“the”はどこにつけたらいいの?についても同様で、英語の初心者にとって判断に迷うポイントです。

この章ではこれを機会に二度と戸惑うことがないよう、

“either”についてもあやふやなポイント8つを全てクリアにします。

抑えるべきポイントに集中して分かりやすく解説しますので、全然簡単です!

間違えやすい”either”の使い方は8つ

both“と同じように、ここで解説するのは以下の8つです。これだけ抑えておけばほとんど全てのケースで自信を持って使えます。

  1. either“には名詞も形容詞もあるから、”either of“も”either“も両方正しい
         
  2. “us”, “you”, “them”など目的格を伴う時は、常に”either of“を使う
         
  3. either“は単独でも使える
        
  4. 主語の”either“は常に単数形
        
  5. either“自体に”the“は付かないので、”The either“は間違い
         
  6. or“と一緒に使う時、”A or B”に入るパターンは3種類
              
  7. 否定文で使う時の”either“の意味は「両方とも~ではない」
         
  8. 副詞としての用法

では、こちらも1つずつ見ていきましょう!

“either“には名詞も形容詞もあるから、”either of“も”either“も両方正しい

「あれ?”either”に”of”って付くんだっけ?」

“both”の時と同じ質問、そして同じ答えです。

結論は、どちらでもいい、ですね。

  • “of”がつかない時の”either”は「どちらかの」という形容詞
         
  • “of”をともなう”either”は「どちらか」という名詞

“either”にも、形容詞と名詞、後述する副詞の3つの用法があります。

ですので、”of”を使わずに形容詞として後に続く名詞を形容することも、”of”と一緒に「〇(名詞)の△(名詞)」と名詞として使うことも可能です。

  • Either my son is a primary student.” – – – 〇
              
  • Either of my sons is a primary student.” – – –

両方とも、「息子の一人が小学生です」という意味です。

  • Either these Pokémon creature belongs to water type.” – – – 〇
         
  • Either of these Pokémon creatures belongs to water type.” – – –

「これらどちらかのポケモンは水タイプに属しています。」

上記それぞれの例を見てわかることは、

  • 形容詞の”Either”のあとは単数形
        
  • 名詞の”Either of”のあとは複数形

ここが”Both”の時とは大きく異なる点で、ちょっとややこしいので注意が必要です。

“us”, “you”, “them”など目的格を伴う時は、常に”either of“を使う

これも“both”の時と同じように、文法的に形容詞が使えずに、必ず名詞の”either of”を使わなくてはいけないケースがあります。

目的格と一緒に使う場合であり、“us”, “you”, “them”という人に関する代名詞ですね。

また”either”の後に、”we”, “they”が使われる事がないことも一緒です。これについては副詞のところでもう一度改めて説明します。

もう文法なので、そういうものとして受け入れて覚えてしまう他ありませんので、割り切って覚えましょうね。

  • “Either of them is a friend of mine.” – – – 〇
         
  • “Either them is a friends of mine.” – – – ✕
        
  • “Either they is a friends of mine.” – – – ✕

“Either them”も”Either they”も、明確に間違いであるので気をつけましょう。

“either“は単独でも使える

会話の中で理解が共有出来ていれば、後ろに何も置かずに、代名詞として単独で使えるという点も”both”と同じです。

  • “You can eat both ice cream if you want.” “Thank you! But I will take either.” – – – 〇
    「欲しかったらアイスクリーム両方食べていいよ」「ありがとう、でも1つだけもらうよ」

主語の”either“は常に単数形

次に、ここが最も戸惑っている人が多く見られると思います。

と言うのも、”Both“を主語にした時は複数形だったのに、Either“が主語だと単数形だからです。もう一度言います!

”Either”は常に単数形です!

ここまで挙げてきた例文も全部単数形なので、動詞は”is”でしたし、三人称の”-s”もついていたはずです。

  • “Either of us is going to camping next week.” – – – 〇
         
  • “Either of us are going to camping next week.” – – – ✕

“either“自体に”the“は付かないので、”The either“は間違い

既に会話の中に登場し、主語が何を指すのかがはっきりしている時には既出の意味での”the”が付くようになりますね。

例えば、ある会話に既に登場したお店について英訳する場合、「そのお店」です。

“Either”には “the”は付かない!

よって、”Either“の場合の例文はこうなりますね。

  • “Either of the shops is located in the City.” – – – 〇
          
  • “The either of shops is located in the City.” – – – ✕

「その店のどちらかはシティにあります」という意味ですが、下の例は”The”の位置が間違いですね。

“or“と一緒に使う時、”A or B”に入るパターンは3種類

「AとBのどちらか」と訳すこの”A or B”の英文には、3つの品詞のパターンがあります。

約束事は、同じ品詞同士が入るということです。

・名詞

  • “Either the director or the Marketing manager attended the meeting.” – – – 〇
         
  • “Do you like either apple or orange?” – – – 〇

・形容詞

“I believe that he must be either bored or tired.” – – – 〇

・動詞

“She can either go home or stay with us. – – – 〇

否定文で使う時の”either“の意味は「両方とも~ではない」

Both“が主語である文章が否定文だった時は、部分否定と呼ばれるように「両方とも〜というわけではない」という訳でした。

では”Either”を否定文にする場合、日本語でどう訳すかをここでクリアにします。

「両方とも~ではない」

これは全否定と呼ばれる意味になります。

肯定文では「どちらか一方」なのに、否定文では「両方」になる点がややこしいですね。

“I don’t like either Football or Basketball.”

「サッカーもバスケも両方嫌いというわけではありません。」 – – – ✕

「サッカーもバスケも両方共嫌いです」 – – -〇

副詞としての用法

最後に、副詞としての”either”の用法について説明します。

形容詞が名詞を修飾するように、副詞は動詞を修飾します。

どちらか~する」という感じですね。

副詞をおける場所は、文法上以下のように決まっています。

  • 動詞の前後(一般動詞の前、be動詞の後ろ)
  • “can”などの助動詞の後ろ

この決まりごとに沿った例文は以下の通りです。

  • “They are either good at playing tennis.” – – – 〇
          
  • “They either play tennis.” – – – 〇
          
  • “They can either play tennies very well.” – – – 〇

そして、やはり副詞としてではなく、名詞として主語で”either”を使っても同じですよね。

“Either of them can play tennis very well.” – – – 〇

上記例文はいずれも、「彼らのうちどちらかがテニスが上手い」ということですね。

まとめ

自分が”either”を名詞として使っているのか、それとも形容詞か副詞かを意識することで、使い方が自動的に決まることが明確になりましたね。

意味こそ違えど、使い方は”both”と全く同じでした。

もう一度おさらいすると、

  1. either of“も”either“も両方正しい
         
  2. “us”, “you”, “them”など目的格を伴う時は、常に”either of“を使う
         
  3. either“は単独でも使える
        
  4. 主語の”either”は常に単数形
        
  5. The either“は間違い
         
  6. “A or B”に入るパターンは名詞、形容詞、動詞の3種類
              
  7. either“の否定文は「両方とも~ではない」という全否定
         
  8. 副詞として使う時は、一般動詞の後ろ、be動詞と助動詞の後ろで

正に”both“との対比で、”either“も覚えられるといいですね。

もう一度”both“の場合をご覧になりたい方はこちらからどうぞ!

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