英語の否定疑問文とは?”Don’t you ~?”に二度と迷わない答え方

2-1. 初級者から脱出できる英語
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苦手な文法・否定疑問文を今日、今、ここで克服する!

話し言葉なのであまり英語のリーディングやライティングには登場しませんが、英会話では頻繁に使われる文法の一つに否定疑問文があります。

“Don’t you mind if you resign your position today?”

「今日付けで今の仕事を辞めてもらってもいいですか(気にしませんか)?」

現実には中々ない質問でしょうが、仮に現実に聞かれて答え方を間違ってしまったら取り返しのつかない事になってしまいますね。

辞めたくない場合の答えはどっちでしょう?

“Yes, I do.”

これが正解な訳ですが、もしここで「いいえ、辞めたくありません」の意味で誤解をした挙句に”No, I don’t.”と答えてしまったら、「じゃあよろしく」と言われてさよならになってしまいます。

この章では、なぜ日本人にとって否定疑問文はややこしいのか?

その理由をはっきりさせ、あなたが二度と答え方に迷わないようにその秘訣もお伝えします!

なぜネイティブスピーカーは否定疑問文を使うのか?

初めから”Do you~?”と聞けばいいのに、なぜあえて”Don’t you ~?”と聞くの?って思った事はないですか?
ニュアンスの違いを知らなければ、もっともな疑問です。

弥助の経験上、ネイティブスピーカー達は否定疑問文と呼ばれる”Don’t you ~?”の文章を、以下の理由で使っていると感じます。

  • 相手の同意を引き出したい時
         
  • 言葉の裏側に実はそうじゃないと否定的な時

前者についてはあなたも誤解をした記憶があるかもしれませんが、”Don’t you mind if ~?”形式の質問が最もポピュラーでしょうか。

“Don’t you mind if you resign your position today?”

「今日付けで今の仕事を辞めてもらっても気にしませんか?」

直接”You are fired!”「お前はクビだ!」と言う代わりに遠回しに言っていますが、言葉の裏の意味は同じです。

「辞めても気にしないよね?だからそうしようよ」というニュアンスが含まれています。

もう一つの後者は、本音が否定的な時ですね。

“Isn’t the admission fee expensive?”

「入場料が高くないですか?」

確実に「高い」と思って言ってますよね?

単に”Is it the admission fee expensive?”「入場料は高いですか?」と客観的に聞く時には無いニュアンスが含まれています。

ネイティブスピーカー達が否定疑問文を使う理由は、こうしたニュアンスを伝える為です。

誤解する理由は日本語で考えるから

では次に、なぜ日本人にとって否定疑問文が難しいのか?その理由について説明します。

実はとても単純な事です。

日本語に変換して考えるからややこしくなるだけです。

“Don’t you like spicy food?”

この質問への答えを考えた時に、「好きじゃなくないですか?」を出発点にするから難しいのです。

「好きじゃなくない?」に「はい」で答えるのはどっちだ?と混乱しても仕方ないと思います。

更にこの文は否定的なニュアンスが含まれているケースなので、辛い食べ物は好きじゃないという本音が潜んでいますね。

じゃあ、その裏の意図を汲んで答えるにはどっちだ?

この出発点の誤りが、否定疑問文を苦手にしてしまう日本人が多い原因だと思っています。

英語だけで考えると難しさはゼロ

ここまで以下についてクリアにしてきました。

  • 否定疑問文をなぜ使うのか?という理由
  • 難しく感じて苦手になる原因について

ではどうすれば否定疑問文への答え方を完璧にできるでしょうか?

これも実は簡単な事で、日本語を一切排除するだけです。

全て英語で完結するだけで、今まで苦労したのは何だったの?と思ってしまうほどその難易度は下がります。

ポイントは一つです。

“NOT”を削除して、質問に答えます

先ほどの質問、“Don’t you like spicy food?”から頭の中で”NOT”を取ってしまってください。

質問はこう変わりますね。

“Do you like spicy food?”

「辛い食べ物は好きですか?」

すると、回答は以下のようになるでしょう。

(もし辛い食べ物が好きなら)”Yes, I do.” 

「好きですよ。」

(辛い食べ物が嫌いなら)“No, I don’t.”

「好きじゃないですよ。」

実はこれ、NOTがある場合の質問と答えは全く同じになるんです。

“Don’t you like spicy food?”

「辛い食べ物は好きじゃないですか?」

すると、回答は以下のようになるでしょう。

(もし辛い食べ物が好きなら)”Yes, I do.”

「好きですよ。」

(辛い食べ物が嫌いなら)“No, I don’t.”

「好きじゃないですよ。」

こうなる理由は、英語には二種類の答えしかないからです。

  • “Yes, 肯定文.”
  • “No, 否定文.”

これが入れ替わる事はありません。

ですので、”Do you ~?”だろうが”Don’t you ~?”だろうが、答える側が”Yes”か”No”か次第だけという事です。

もう一つの例で再度確認しましょう。

“Don’t you mind if you resign your position today?”

「今日付けで今の仕事を辞めてもらってもいいですか(気にしませんか)?」

(気にするなら)”Yes, I do.

「気にします。(だから辞めない)」

(気にしないなら)“No, I don’t.”

「気にしませんよ。(だから辞める)」

質問から”NOT”を取って、“Do you mind if you resign your position today?”としても、答えは同じになる事が分かりますね。

いかがでしょう?答えの結果が同じになるなら、より分かりやすく”NOT”を取って考えれば誤解は100%なくなるのではないでしょうか?

それでも誤解が不安なら奥の手を!

それでも、やはり”Yes”か”No”で答えるのが不安だと言う場合には、奥の手を使っちゃってください。その奥の手とは、

“Yes”も”No”も、どっちも使わない!

「はい」なの?「いいえ」なの?という部分で混乱するのですから、その大元を取っ払いましょう。

少し不自然な感じは残りますが、全然問題ありません。例を挙げるとこうなります。

“Don’t you mind if you resign your position today?”

「今日付けで今の仕事を辞めてもらってもいいですか(気にしませんか)?」

“I mind to do that.”

「私は、辞める事を気にします。(だから辞めません)」

“Don’t you like spicy food?”

「辛い食べ物は好きじゃないですか?」

“I like spicy food.”

「私は辛い食べ物好きですよ。」

これなら、自分の言いたい事だけをセンテンスで言えるので誤解は起きようがないですね。

結論~否定疑問文は”NOT”を取っ払ってから答える~

この章では、以下のポイントについて解説してきました。おさらいです。

  • ネイティブスピーカーが否定疑問文を使う理由は、相手の同意を促すか、裏側に否定的な気持ちを表すニュアンスを伝えるため
       
  • 否定疑問文が日本人に難しい文法になる理由は、日本語で考え始めてしまうから
       
  • 否定疑問文に誤解なしで答えるためには、英語だけで考えて、かつ”NOT”を取った質問に回答する
       
  • それでも自信がなければ、“Yes”も”No”も使わないセンテンスのみで回答する
        

まずはとにかく“NOT”を取るというポイントを守って試してみて下さい!

いくつかあなた自身で質問と答えをセットにした例文を作ってみれば、より理解が深まると思います!

    
他にも同じように、単語自体は簡単なのに、意味が紛らわしく結局どう答えればいいか分からなくなりがちな表現を10選まとめた章があります。
お時間があれば是非!

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