“To one’s 感情名詞”を使って自分の感情を相手に伝えよう
英語を話す目的は「自分の想いを英語圏の相手に伝える事」でしたね。そういう意味でも、自分の「感情」を相手に伝えるってとても大事な事です。
例えばあるトピックについて、自分の感情がどう動いているのか?
- 嬉しいのか
- 悲しいのか
- 後悔しているのか
- 意外だと驚いているのか
- 残念に思っているのか
- 恥ずかしいのか
- 安心しているのか
これによって会話の相手には、以下の事を続けて伝える流れを生み出せます。
- 一緒に喜んで欲しいのか
- 慰めて欲しいのか
- ただ一緒にいて欲しいのか
- 詳しく説明して欲しいのか
- 事態のリカバリーを手伝って欲しいのか
- 話題を変えて欲しいのか
この章では、あなたが自分の今の感情を的確に相手に伝えて次に繋げる為に、たったの3語で伝えられてしまう便利な表現について説明します。
それは”To one’s 感情の名詞“で副詞的に用いる表現です。
感情毎に様々なバリエーションがあるので、一つずつ見ていきましょう。パターンは全部同じですので、超便利な割に超簡単です!
驚いている時
まずは自分が驚いている感情を伝えたい時の表現から始めましょう。
“To my surprise”「驚いた事に」
以下に続く例文は全部そうですが、基本的には文頭に持ってきて会話を始め、だから何々なんだと続ける感じです。たった3語で「自分は驚いているんだけど」と表明できるので便利ですよね。
では例文です。
“To my surprise, Japan won the match against Brazil.“
「驚いた事に、日本がブラジルとの試合に勝利しました。」
“To my surprise, Josh was elected for the next school captain.”
「驚いた事に、時期生徒会長にジョッシュが選ばれたよ。」
ちなみに会話の中であなたがその場で驚いた時のリアクションとしては、ネイティブスピーカー達の以下のような表現から参考になると思います。
・“You gotta be kidding me?”
「冗談でしょ!?」
・“No way!”
「まさか!」
・“Are you serious?”
「本気!?」
・“You don’t say!”
「ホントに!?」
・“What a !”
「何々!?」
日本人の感覚からは大袈裟な位の表現で、丁度いい感じになりますよ!
嬉しい時
“To my joy”「嬉しい事に」
“To my joy, my daughter passed the exam.”
「嬉しい事に、娘が試験にパスしました。」
“To my joy, I won the first prize.”
「嬉しい事に、一等賞を取りました。」
ちなみにその場で嬉しさを表現する時に最も多いのはやはり
“Oh my God!!“ですね。
がっかりした時
“To my disappointment”
「がっかりした事に」
“To my father’s disappointment, my brother failed his math exam.”
「私の父ががっかりした事に、弟が数学の試験を落としました。」
“To my disappointment, one of friend of mine told me a lie.”
「残念なことに、友達の一人が私に嘘をつきました。」
恥ずかしい時
“To my embarrassment”
「恥ずかしい事に」
“To my embarrassment, I got drunk too much last night.”
「恥ずかしながら、昨晩は飲み過ぎてしまいました。」
“To my embarrassment, I overslept this morning.”
「恥ずかしい事に、今朝寝坊してしまいました。」
悲しい時
“To my sorrow”「悲しい事に」
“To my sorrow, my father past away young.”
「悲しい事に、私のお父さんは若くして亡くなっています。」
“To my sorrow, my father cannot join to the BBQ party today.”
「悲しい事に、お父さんがBBQパーティに参加できません。」
安心した時
“To my relief”「安心した事に」
“To my relief, I could pass the final exam.”
「安心した事に、私は最終試験にパスする事が出来ました。」
“To my relief, I just misunderstood if I lost my wallet.”
「安堵した事には、私はただ財布を無くしたと勘違いしただけでした。」
後悔している時
“To my regret”「残念な事に」
“To my regret, I miss her birthday party to attend.“
「残念な事に、彼女の誕生日パーティーに参加し損ねてしまいました。」
“To my regret, the train has already left the station.”
「残念な事に、その電車はもう駅を出た後でした。」
いかがでしたでしょうか?
感情を置き換えるだけで、様々な感情をたった3語で表現できました!
とても簡単で便利な表現なので是非使ってみてくださいね。
感情の度合いが大きい時
最後にもう一つ、使える秘訣を披露しちゃいます。
上記の感情が大きい時に、例えばすぐ前の例で言えば「とっても残念な事に」と強調して言いたい時もあると思います。
そういう時は、以下の2つの表現がとてもナチュラルかつポピュラーです。
①”Much“を使う
“Much to my regret, the train has already left the station.”「とっても残念な事に、その電車はもう駅を出た後でした。」
②”great“を使う
“To my great regret, the train has already left the station,”「とっても残念な事に、その電車はもう駅を出た後でした。」
結論~様々な感情はたった3語で表現できる!~
この章で紹介した表現の最も大きな特色は、たった3語で感情表現できるという利便性です。
便利だからこそネイティブスピーカーの間でもよく使われるとても一般的な表現です。英語でいう所の”Common expression”ですね。
ですので、知ってさえいれば分かるし自分も気軽に使えるので、意識していれば特にですが会話の中でよく聞こえてくるようになるでしょう。
感情表現を上手くできないと思われがちな日本人ですが、この便利な表現を活用する事で今の自分の感情を”Express myself”していきましょう!