毎日使う「私も」と言う英語をバラエティ豊かに使い分ける
英会話の中で、「私も」は「Me, too.」で理解しているし、自分もそう話す。それでいいんですよ。通じれば、又は理解できればいいんですから。
ただし、より多くのボキャブラリーを知っていると、相手がそれを使った時に「何それ!?」とならずに済むのも真ですね。
そしてもう一つ、英会話の中で同じ意味の言葉を同じ単語ばかり使って話していると表現の幅が狭くなり、何度も聞く事で言葉が退屈になって、結果あなた自身の評価が『あまり頭の良くない人』となりがちというデメリットがあります。
これは経験上、本当にそうだと断言できます。
この章では、会話の中で使わない日は無いんじゃないかと思う位頻繁に登場する「私も」という意味の「Me, too.」について、英語の知識としてのバラエティを習得してみましょう!
現在形の「私も」
“Me, too.”以外に「私も」と言う場合、”So am I.“または”So do I.“という表現があります。
ここで気を付ける事は、倒置法表現になっている事と、直前の文がbe動詞か一般動詞かで変わるという事です。
“I am a student of this language school.“
「私はこの語学学校の生徒です。」
“So am I.“「私もです。」
“I like visiting good cafe around.“
「私はカフェ巡りが好きです。」
“So do I.“「私もです。」
簡単ですね。では、次です!
過去形の「私も」
過去の話にも、もちろん応用できます。それぞれの動詞をwas、もしくは一般動詞の過去形を使うだけです。
“I was a student of this school three years ago.“
「私は3年前、この学校の生徒でした。」
“So was I.“「私もです。」
“I loved drinking soy-latte at this cafe.“
「私はこのカフェのソイラテが好きでした。」
“So did I.“「私も好きでした。」
これも難しくないですね!
その他 文法的には正しいけどあまり聞かない
基本的には、So+動詞+主語という形で、「私も」という意味で使う文法は他のケースでも正しい文法ではありますが、実際の英会話の中であまり聞かれないです。
“I have been to the U.K. before.“
「私はイギリスに行った事があります。」
“So have I.“「私もです。」
“You look gorgeous today.“
「今日、何かカワイイですね。」
“So do you.“「あなたも。」
“My car is very old.“
「私の車はとても古いです。」
“So is mine.“
「私の車もです。」
う~ん、”So have I.”と”So is mine.”はまだあるかな…?
“So do you.”はやっぱり更に馴染みが無いですね。おそらく慣習的なものだと思うのですが、使っている人もいるのかもですが、K弥助の周りでは聞こえてこないですね。やっぱり
“You, too.” ですね。
一つの文章の中に入れてしまう自己完結型
これは、よくあります!
“I passed the final math exam and so did Peter.“
「私は数学の最終試験をパスしました、あとピーターもです。」
初めから私とピーターはと言えばいいのですが、途中からそういえばピーターもと付け足して言うような場合によく聞かれます。
否定形
少しトリッキーなのですが、直前の文章が否定分な場合は、”So wasn’t I.”や” So don’t I.”とはなりません。
否定形の意味で「私も違う。」と言いたい時は、”So”の代わりに”Neither“を使います。
これは日常英会話の中でも頻繁に使用されるポピュラーかつナチュラルな表現なので、是非覚えて使ってください!
“I am not a good dancer.“
「私はダンスが上手くありません。」
“Neither am I.“
「私もダメです。」
“I did not eat breakfast this morning.“
「私は今朝朝食を食べませんでした。」
“Neither did I.“
「私も食べてません。」
意味的には「私も」である「You, too.」
これもトリッキーな表現ですが、前述”So do you.”でも挙げたので、改めて挙げてみます。
こちらはより頻繁に使われるポピュラーな表現なので絶対に耳にすると思いますし、是非使ってください。とても慣れた表現になります。
“It was nice to meet you.“
「お会いできてうれしかったです。」
“You, too.“「私もです。」
ね?トリッキーですよね?これは実は省略されてこうなっているんです。実際はこうです。
“It was nice to meet you, too.“
最期の二語だけピックアップして”You, too.”になっています。これが分かっていれば「私もです。」という訳でいいと分かりますよね?
結論~表現の幅の広さ=賢く見える度UP~
この章では、様々な「私も(あなたも)」の言い方について、ご紹介しましたが、いずれも知っていれば何てことない表現ですし、日常使いでボキャブラリーの幅を広げる事で、周囲のあなたの英語への評価も高まります。
通じればいい、理解できればいいという基本線は変わりません。自分の想いを英語で伝える事が目的で、英語を話す事自体はただの手段ですから。
ただ、これらの表現も知っていれば相手が使ってもまごつかずに理解できるし、自分の表現の幅が広がれば賢く見られるという事実も存在するので、プラスアルファとしてのメリットはあると思います。
なら、知っていなければ損ですよね!
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