”I study English everyday.”は間違い!その理由は形容詞は単独で文末に置けないから
英語を勉強すればするほど出てくる、どんどん難しく複雑な文法や、パラグラフがいくつもある長文読解、日常生活では使わなそうなボキャブラリー…。
でも、たまに自分の勘違いをチェックする意味でも、既に分かっているはずの知識に戻って再確認する作業も必要かもしれません。
この章では、誰もが知っている「エブリディ」が、”everyday”なのか”every day”なのか?を判断する為の基本知識をおさらいしてみたいと思います。
ポイントは品詞です!
“everyday”の品詞は何だっけ?
まず前提として、下記文章は文法的に誤りです。
“I study English everyday.“
一見、合っていると思いませんか?
こんな簡単な例文分かるもん!と思いませんか?でも、本当にこの文章は間違っているんです。正しくはこうです。
“I study English every day.“
ん?何が違うのでしょう?
よく見ると“everyday”が”every day”とスペースが間に入って訂正されましたね。これでようやく意味も「私は英語を毎日勉強します。」となります。
品詞を考えるとこのポイントが掴めると思います。
“everyday”:形容詞 「毎日の、日常的な」
つまり“everyday“は、その前で名詞を修飾する形容詞なので、単独で文の後ろには置けないという事ですね。
辞書から例を借りてくるなら、こんな感じです。
- the problems of everyday life「ありふれた人生の問題」
- wearing everyday clothes 「普段着を着ている」
- The book is written in simple everyday language.「その本はシンプルな日常語で書かれている」
では、”every day”の品詞は?
“I study English every day.”はどうして正しいのでしょうか?
それは語尾の”every day”が副詞だからです。
副詞は動詞を修飾するものですよね?「私は英語を勉強します」だけでなく、「私は毎日英語を勉強します」と強調される、それが副詞の効果です。
では、せっかくその品詞の違いを復習した所で、柔軟に最後のワードを入れ変えて使用する応用編もおさらいしておきましょう。
おさらいの応用編
“every”の後ろを様々な語彙に変える事で、他にも様々な強調が可能になります。以下に間隔をブレークダウンしつつ例を挙げてみましょう。
- every decade(10年毎に)
- every year(毎年)
- every month(毎月)
- every fortnight(2週間毎に)
- every week(毎週)
- every Sunday(日曜日は必ず)
- every morning(毎朝)
- every 3 hours(3時間毎に)
- every moment(刻一刻と)
これらの例を使って、自分でたくさん例文を作ってみると、すぐにそして確実に自分のものにできます!
季節や月、曜日の副詞句
同様に、副詞句だから文の最後に前置詞を伴わずに置く事ができる季節や曜日を表す表現もおさらいしちゃいます。
例として
“I’m going back to Japan in this summer.”
この英文は文法的に間違いです。
なぜなら、季節を表す名詞の前に以下の単語をつけると「~に」という副詞句になるルールがあるからです。
- “This”
- “Next”
- “Last”
- “Every”
- etc…
ですから、正しい例文は
“I’m going back to Japan this summer.”
さらに月や曜日でも同じことが言えます。
“I’m going back to Japan next Feburary.”
“I came back to Japan last Sunday.”
慣れないと紛らわしいかもですが、副詞句なので”in”や”on”といった前置詞は必要ありません。
結論~失敗すれば思えるけれども…~
そんな簡単な事なんてもう分かっていると思う気持ちも分かりますし、ほとんどが正確に学んでいると思いますが、万が一この章のような勘違いがあった場合、恥ずかしい思いをするのも自分自身なんですよね。
弥助もどれだけ恥をかいてきた事か…。
失敗すれば確かに二度と同じ間違いをしなくなりますが、そういう感情面のリスクも大きいですね。
自己分析によって、間違って笑われる事をとても気にするタイプか、全然気にしないタイプかを見極め、気を付け方を応用していきましょう!
その他の副詞で、頻度についてランキング形式で解説した章があります。お時間があれば是非!
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