ビジネス英語でも大きい数字の読み方が必須に
ビジネスの世界では、数字が常につきまといます。
特に大きな取引を行う場合に扱う商品の個数であったり、または会社全体の売り上げや予算など大きい金額を議論する場合などに、桁の大きな数を正しく英語で表現できなければなりません。
桁を一つ間違ってしまったら大事になってしまいます。
英語で大きな数字を読むのにはコツがあります。
この章で、十万や一億、それ以上など大きな数字の読み方についてマスターしてしまえば、それ以降は間違いを怖れずに済む様になるでしょう。
数の読み方の基本
大きな数を英語で読む場合の基本をまずはおさらいしましょう。
ポイントは以下の3つです。
1.3桁ずつカンマで区切って表現する。
2.単位の単語(thousandやhundredなど)には複数形の-sは付けない
3.英語では最後の2桁にandを使い、米語では使わない傾向がある
例えば427はイギリス圏では、”Four hundred and twenty-seven“で、アメリカでは”Four hundred twenty-seven“です。
では一万四千五百九十六はと言うと、3桁ずつ区切って14,596としてから、”Fourteen thousand five hundred (and) ninety-six“となります。
これが基本です。
3桁毎の単位を順に
では、初めの3桁であるhundred、次の3桁であるthousandの次を順にみていきましょう。
1,000,000 = これは1 million(ワン ミリオン)です。百万ですね。
百万円は、”one million yen”です。
単純に1ドル=100円とした場合、One million dollars(ドル)は一億円相当になります。ですので、日本語で言う所の『億万長者』は英語で言う所の”millionaire”になる訳ですね。
1,000,000,000 = これは1 billion (ワン ビリオン)です。桁で言うと十億です。
億万長者よりも更に桁違いのお金持ちを”billionaire”と言ったりします。
1,000,000,000,000 = これは1 trillion (ワン トリリオン)です。桁で言うと一兆です。
これだけ知っていれば十分でしょう。
少し練習…
では、少し練習してみましょう。3桁ずつ区切りますよ。
問題:32,001,302 (3千2百万千3百2)
答え:Thirty-two million one thousand three hundred (and) two.
問題:7,267,409,552 (72億6千7百40万9千5百52)
答え:Seven billion two hundred sixty-seven million four hundred nine thousand five hundred (and) fifty-two.
何も難しい事は無いですね!3桁ずつです!
例外の表現
3桁で区切らない
例えば、4,298を英語で読む場合、何と表現しますか?
基本の読み方だと、”Four thousand two hundred (and) ninety-eight”ではないでしょうか?
全然、これでいいんですよ。間違ってないです。
でも日常的に使われる英語表現で、同じ数字を
“Forty-two hundred and ninety-eight“と言う人もいます。
これもいいんです。3桁で区切ってないのですが、これも本当によく耳にしますので、知っておいた方が混乱しないと思います。
同じ数字が続く場合の読み方
例えば552と英語で言う場合、基本通りなら”Five hundred (and) fifty-two”ですね。
全然間違ってないんです、いいんですよ。
でもこれも本当によく耳にする表現なのですが、
“double five two“
とも言うのです。Double(二重の)5と2ですね。
更に5552だと、”Triple five two“と言う事もあります。
3桁で区切った単位に複数形の-sがつく場合
特定の数字に限定させず、ただ多数の、たくさんのという意味で表現したい時に、単位に複数形の-sを付ける表現があります。
“Hundreds of people in the stadium“「スタジアムに集った多くの観衆」
“I have read thousands of (millions of) books.“「私は本当にたくさんの本を読みました」
略称、K、M、G
略称で数字が表現される事があります。 知っておけば何てことない事ですが、知らないとただ何のこっちゃ?となってしまうので、知識として使えればいいかなと思います。
まず、千の事をKと略す事があります。
- 5,000は5K
- 62,000は62K
読み方はそのまま「ファイブ・ケー」、「シックスティトゥー・ケー」です。
そして百万(million)をMと略す事があります。
- 1,000,000は1M
- 50,000,000は50M
読み方は経験上「ワンエム」とはあまり言いませんね。
そのまま「ミリオン」と言うと思います。「ワン・ミリオン」、「フィフティ・ミリオン」です。
また、これはお金だけに使われる表現で、経験上もしかしたら話し言葉限定なのかもしれませんが、
1,000ドル(イギリスのポンドでも)を1 grand(グラン)と言います。$50,000は50 grandです。いちいちドルは付け足しません。
結論~大きい数字も難しくない~
こうして見てきてお分かりの通り、もう一度おさらいとして以下の基本に沿えば、大きな数字を英語で扱う事は難しくありません。
- 3桁ずつカンマで区切って表現する。
- 単位の単語(thousandやhundredなど)には複数形の-sは付けない
- 英語では最後の2桁にandを使い、米語では使わない傾向がある
そして、特に話し言葉(口語表現)で使われる例外についても知識として知っていれば、実際に使われる場に居合わせても混乱する事はなくなりますので、正に鬼に金棒です!
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