【英語で角を立てずに断るには?】ネイティブ英語「また来ます」の二つの意味

2-2. Native英語を話したい!
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常連さんと一見さん、満足と不満足、どちらも「また来ます」の不思議

海外で暮らしていると、日々の生活の中で買い物をしたり外食をしたりという機会は少なくありません。

お店の人に対して挨拶をしたり、声をかけるのは当たり前の事で、日本のようにお客さんがお店の人の挨拶に応じないという事も、ほぼありませんね。

この習慣は留学や海外就職だけに留まらず、海外旅行でも接する部分なので、お店の人とのコミュニケーションをスマートに楽しんでほしいと思います。

この章では、そうしたコミュニケーションの一環としてとても便利なフレーズ、

“I’ll come back.”

バリエーションとその使い方のニュアンスについて説明します。

何かをやんわりと断る社交辞令的な表現としても使えますよ!

ポジティブな「常連になるね!また来るね!」

あなたは食事やお茶に立ち寄ったレストラン・カフェがとてもおいしかったら、お店の人にその気持ちを伝えますか?

海外で暮らしていると、こういう場面がとても多い事に気付き、いつの間にか自分でも率先して言うようになります。

実際、スタッフがお皿を下げに来た時などに

“Everything is OK?”

などと聞いてくる事がほとんどであり、気持ちを伝える機会が多い環境でもあります。

では、聞かれて「すごくおいしかった」と伝えたい時は何と言いましょう?

正解はありません。

あなたの言葉で言うのが最も伝わり、相手も嬉しく思う事でしょう。

ただ強いて定番の表現を挙げれば、

“Yeah, beautiful!”
     
“Everything was perfect!”
      
“I love them!”
    
etc…

そしてお店を出る時、

“Thank you very much.”

という店員さんに、何と返したらコミュニケーション的によいでしょう?

実は旅行者も含めた海外の日本人を観察していると、無言で去る人がとても多い事に気付きます。

もしかしたら英語が話せないだけで、応える気持ちはあるかもしれません。

そういう人は大体笑顔なので見分けがつきますし、店員さんも英語の問題かなと特に気にした様子はありません。

しかし、あまり表情もなくそのまま店員さんを半ば無視するような形で去る人も、残念ながら年配の人を中心に結構な数でいるのが実感です。

日本の「お客様は神様です」の習慣の中では許されるのかもしれませんが、皆が平等の立場である海外の習慣においては、とても”rude“(失礼な)であり、日本人の評判にも傷がつきますのでやめて欲しいのが正直なところです。

前置きが長くなりましたが、お店の人にかける言葉はこうじゃないですか?

“I’ll come back again!”
    
「また来ます!」

以前カフェレストランを経営していた経験からも、言われて一番嬉しい言葉ですね。

他にももっと気持ちを強調したり、ターミネーターで有名になった言葉もありますよ。特徴はやはり”again“とともに使われる事が多い事です。

  • “I’ll be back.”
        
  • “I’ll definitely come back again!”
         
  • “I’ll come back soon again!”
          
  • “I’m definitely coming back again!”
         
  • “I’ve already become a loyal customer of yours!”

とりあえず店を去る時のネガティブな「また来ます」

一方、入ってはみたもののメニューを見たらあまりおいしそうではなかったり、小売りの店に入ってからあまり好みじゃないなって思った時。

そういう時でも、海外ではお店の人がいれば声をかけて外に出ます。

その時の表現も、やはり”come back“を使います。

例えば、洋服を見ようと入ったお店で店員さんが声をかけます。

”Hi, may I help you?”

「ハーイ、何かお手伝いしましょうか?」

既にざっと見て好みじゃないなって感じているあなたはこう言って店を出るでしょう。

“Ummmm, no thank you. I’ll come back next time.”

「うーん、結構です。また来ます。」

このように断る時も、社交辞令的に”come back“を使います。あえて”again“は使わないですね。

このようにやんわりと断る表現は他にもあります。例えば、

”Hi, we have a new menu today. You wanna try this?”
      
「ハーイ、今日は新メニューがありますが、試してみませんか?」

“Oh thanks for your offering, but maybe next time.”
     
「ご提案ありがとう、でも次回にしようかな」

“Hi, we are collecting donations for DV victims today though, would you like to?”
      
「今日はDV被害者のための募金を集めていますが、あなたもご協力いかがですか?」

“I’d love to, but sorry, I’m in rush.”
     
「そうしたいけど、すみません、急いでるんで」

まとめ

こうした表現に慣れておくだけで、何かを断るときでも良好なコミュニケーションを保ったまま、角を立てずに断るための表現にできますね。

  • 「美味しかった、また来ます」などポジティブな表現としての「また来るね!」は”again“と一緒に。
         
  • とりあえず店を出るために使う「また来ます」は”next time“と一緒に。
         
  • 他にも”Maybe next time.”や、”I’d love to, but…“のようなやんわり断り表現も

表現が直接的だと思われがちな英語にも、こうしたやんわりと断るような社交辞令的な表現もあるんです。

是非、コミュニケーションを円滑に進めるための日常使いにしちゃいましょう!

    
他にもネイティブスピーカーが使う便利な英語表現についての章がありますが、数が増えてきたのでこちらから検索できるようにしました。

アルファベット順に並んでいるので、お時間があれば是非!

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