知らなきゃ困るネイティブ英語・それぞれのネイティブスピーカーが話す”Football”とは?
外国人の友達との自然なコミュニケーションの中で、スポーツの話題は欠かせませんよね?昔は男子限定的な雰囲気がありましたが、最近では女子のスポーツ参加も普通になりました。
言葉の壁を越えて一緒に汗を流したりスポーツパブで飲んだりすれば、友達になれる確率もきっと上がりますよね。
そしてスポーツの中でも人気なのが、ボール一つさえあればどこでも誰でも楽しめる「サッカー」です。
世界で最も競技人口が多いと言われている位なので、是非とも押さえておきたいスポーツです。
このサッカーですが、英語では何と言うでしょう?”soccer“?、いや、”football“?
実はこの英単語には注意点があるのです。この章では、“football”という単語は国が変われば指すスポーツが異なるという事について説明したいと思います。
あなたがどこに行っても、要らない誤解なしで会話が出来ればいいなと思います!
世界共通語は”soccer”
まずは”soccer“という単語ですが、これは世界共通で「サッカー」を指す単語です。ですので、もし自信がなければこれを使えば大丈夫です。
しかしあなたはそれでよくても、相手は”football“という単語を用いてくる場合が多いです。以下、それらのケースを国ごとに見ていきましょう。
イギリスでは
サッカー発祥の地と言われているイギリスではどうでしょう。
“football” = “soccer”
イギリスで”football”と言えばそのままサッカーの事を指しますので、どちらを使っても問題ありません。大丈夫です!
アメリカでは
では次にアメリカに渡ったあなたが”football”という言葉に接した場合、十中八九こうなります。
“football” = “American football”
あのヘルメットと防具を装着してガシガシぶつかり合う激しいコンタクトスポーツで、日本では「アメフト」と呼ばれるスポーツですね。
ボールも丸いサッカーボールではなく楕円形のボールを投げたり蹴ったりします。
実はアメリカには4大スポーツと呼ばれる人気のスポーツがあるのですが、「野球」、「アイスホッケー」、「バスケットボール」という他の3つをしのぎ、「アメフト」が最も人気があるのです。
毎年1月末に行われる「アメフト」の決勝戦「スーパーボウル」の視聴率は世界一で、CMの値段も世界で最も高額だと言われています。
それ位、アメリカでは人気のスポーツなのです。
オーストラリアでは
最後にワーキングホリデー先としても人気のオーストラリアですが、この国独自のスポーツがあり、それが”football”と呼ばれています。
“football” = “Australian rules football”
様々な言い方があり、以下の呼び方全てこのスポーツを指します。
- Aussie rules
- Australian football
- Footy
- AFL
やはり楕円形のボールを使いますが、アメフトの様に防具はつけません。ルールは独特なので、一度実際のゲームを見てとしかいいようがないですね…。
オーストラリアのヴィクトリア州発祥のスポーツなので、VIC州で最も盛んですが、本当に皆大好き過ぎてクレイジーです!
このように、国が変われば”football”の意味するスポーツが変わる事が分かったと思います。
会話の相手の出身国がどこなのか次第で柔軟に対応できるあなたは、真の国際人ですね!!
このシリーズでは、このような「知ってさえいれば、聞くのにも話すのにも困らない表現」をどんどんシェアしていきたいと思います。
アルファベット順で辞書的に参照できるよう、一覧を作成しましたので、是非ご活用ください。
他にも色々な『知らなきゃ困るネイティブ英語』を展開していきますね!