“How are you?”ではなく”What’s up?”と聞かれたら?
会話は必ず挨拶から始まります。英語でも「元気ですか?」という意味の定番がありますね?
“How are you?”
これは学校でも習いますし、知らない人はいないでしょう。
では、もし相手が違う挨拶で会話を始めてきたら?
“Hi! What’s up?”
あなたはどう答えますか?同じように”I’m fine. Thank you.”と答えるでしょうか?
しかし、それでは相手は少し戸惑ってしまうかもしれませんね。
聞かれる機会も多いですし、いくつかのバリエーションもあるので、改めて再確認しておいた方がよさそうです。
この章ではネイティブスピーカーに”What’s up?”と聞かれた時の答え方と、いくつかある意味についてその違いを明確にします。
あなたが戸惑わずに受け答えでき、かつ自分でも積極的にバリエーションとして使える様に説明します!
“What’s up?”の意味その①~最近どう?~
“What’s up?”はかなり砕けた表現で、日本語にすれば「最近どう?」や「最近、何かあった?」が最もしっくりくるかなと思います。
“What’s new?“でも同じ意味です。
ですので、”I’m fine.”でもいいのですが、ちょっとズレている感じはあります。
では、どう答えればより自然な会話になるか?以下、主要な返答を並べてみます。
- Umm, Nothing. 「特に何も」
- Nothing special. 「これと言って何もないよ」
- Same as always (usual). 「いつもと同じだよ」
- Working hard every day. 「毎日超働いてるよ」
- Having been busy for the last two weeks. 「この二週間忙しくて」
基本的には「まぁ、ぼちぼちだね」という感じで上の3つがよく使われていると思います。何か特別話す事があれば、下の2つのように言う事もありますが。
“What’s up?”の意味その②~若者同士の軽い挨拶~

これはティーンネイジャーの間で主に使われているのを聞いていて思ったのですが、もう特に意味はなく「よう」に対して「よう」のような感じです。
ですので、この場合の受け答えは、以下のような感じです。

“What’s up?”
「よう」

“What’s up, mate (dude, buddy, friend).”
「よう(、相棒)」
あまり30代以上では使われていない会話だと思いますので、おじさんが若者言葉を使っているような感じにならないよう気を付けて下さい。
“What’s up?”の意味その③~「これからどうするの?」~
そしてもう一つ、日常会話でよく使われる意味としては「今日、このあとどうするの?」のような質問としてです。

“What’s up tonight?”
「今晩どうするの?」

“I’m going for dinner with Melissa. You wanna join us?”
「メリッサとご飯に行くけど。一緒に行く?」
このタイプの質問は、海外では本当に毎日のように使われています。
他にも全く同じ意味で使われますが、以下の様なバリエーションもあります。
- “What’re you up to?”
- “What’re you doing?”
以上のように3つのタイプに分けて説明してきましたが、いずれもネイティブスピーカーの会話では非常によく使われる表現なので実際に接する機会も多いでしょう。
このシリーズでは、このような「知ってさえいれば、聞くのにも話すのにも困らない表現」をどんどんシェアしていきたいと思います。
アルファベット順で辞書的に参照できるよう、一覧を作成しましたので、是非ご活用ください。
他にも色々な『知らなきゃ困るネイティブ英語』を展開していきますね!