知らなきゃ困るネイティブ英語・”interesting” は外国人の建前?
ネイティブスピーカー達の間で交わされる話し言葉や、新聞・ニュースに登場する言葉には、日本の学校では教わっていない、日本の教科書では勉強していない、いわゆる生きた言葉がたくさんあります。
中でも定番の表現というのは、会話の中で頻繁に使われますので、知ってさえいれば問題無いし便利ですが、知らないとただ知らないという結果になってしまいます。
今回紹介するのは、“interesting”の裏の意味についてです。あなたは、英語にも本音と建前がある事を知るでしょう!
え?誰もが知っているって?そうですね、「interesting=興味深い」で教わっています。
もちろん、その「興味深い」という意味でも普通に使われます。
“One piece is very interesting manga.“
「ワンピースはとても面白い漫画です」
しかし、海外で暮らしていると「あれ?この状況でinteresting?」という場面に出会う事でしょう。
例を挙げれば、外国人に未体験の日本特有の食べ物、例えば納豆などを振舞った時。
正直な人やマイペースな人は、「何だこりゃ?不味っ!」と言ってもおかしくありません。
しかし、中には外国人でも気を遣える人もいるのです。そういう人達は、自分達の口には合わない納豆を表してこう言います。
“Mmm, this is interesting.“
訳すとすれば、やはりそのまま「「んー、興味深いね」です。
が、褒めてもいないし、貶してもいない事が分かりますでしょうか?
これは完全に相手を傷つけないように配慮している建前ですよね?
この表現は、食べ物以外にも使われます。例えば、自分には理解できないどこかの国のお土産をもらったり、全く知らないトピックを熱く聞かされた時なども、相手を傷つけない様、”interesting“を用います。
ですので、何でもかんでも言われた通りに「興味深い」ってポジティブに思っていると受け止めて、更に納豆を勧め続ける事のないよう気を付けて下さい。
“interesting”の裏の意味を知っていれば必ず気づく事ができますので、後は日本人の得意な忖度で対応してあげましょう!
このシリーズでは、このような「知ってさえいれば、聞くのにも話すのにも困らない表現」をどんどんシェアしていきたいと思います。
アルファベット順で辞書的に参照できるよう、一覧を作成しましたので、是非ご活用ください。
他にも色々な『知らなきゃ困るネイティブ英語』を展開していきますね!