カタカナと英語の発音が全然別物【ジャンル】と【Genre】
TOEICでいくら高スコアを取っていても、スピーキングができない日本人と言われますが、それはそういう教育を受けてきていないのですから仕方がありません!
プロ英語コーチが分析する「テストは得意でも英会話はできない」理由については、こんな原因だからです。
そこでスピーキング力に自信が無い人のために、発音が難しいけど、英会話で実践使用の頻度が高い単語を中心にシリーズで紹介し始めました。
学校では習わない単語の発音というだけで、知らないから聞けないし、話せないだけです。
知ることによって自分自身のスピーキング力を向上させ、同時にリスニング力も高められるので、まだ知らない人との差別化ができちゃいます!
この章で紹介するのは、映画や本などに使う【ジャンル genre】です。
英語の発音もスペルも全然違います!!
【ジャンル】はフランス語から来ている
日常会話でも以下のような感じで、よく使われるのが【ジャンル】という言葉です。
「好きな映画のジャンルは何?どういうジャンルの音楽を聴くの?」
英語では【Genre】とスペリングをしますが、語源はフランス語だそうです。
フランス語をそのまま英語としても使用する単語がありますが、ただでさえ発音の苦手な日本人には戸惑いの大きいジャンルですね。
英語での発音は、
・イギリス英語では「ン」を小さめに「ジャン―ラ」
・アメリカ英語では「ン」を割とハッキリめに「ジャーンラ」
アクセントはどちらも「ジャ」に強く置きます。
こちらのJulien Miquelさんの動画から、簡潔な説明とともに発音を聞けます!
カタカナから連想される発音とは全然異なりますよね。
「ジャンル」ではなく「ジャーンラ」です!
実際に発音するイメージを例文から掴んでみる
では、実際に英会話中に出て来そうな表現から、どのように発音すべきかを確認しましょう。
同時にリスニング時にも、戸惑わずに聴いてすぐに理解できるようになるおまけもついてきます!
“What genre does this book fall into? You reckon comedy or love romance?”
「この本のジャンルは何だと思います?コメディ?それとも恋愛もの?」
出だしのパートの発音は、あえてカタカナで表せば、こう聴こえるはずです。
「ワッジャーンラ ダズディスブッフォーリントゥ?」
イントネーションも、文全体を通して「ジャ」が最も高くなって、段々下がっていく感じです。
もう一つ例文から確認してみましょう。
“What genres of music do you like?”
「どんな音楽のジャンルが好きですか?」
これも始めの「ジャ」に最も高いイントネーションがきて、こうなります。
「ワッジャーンラゾヴミューズィック ドゥュライ?」
まとめ
これを機に「ジャーンラ」と聴こえたら、戸惑わずに「ジャンル」のことだなって反応できるよう、体に覚えさせましょう!
リスニング力もスピーキング力も、同時に鍛えることが可能です!!
こうした発音が難しい理由がしっかりとある単語について、シリーズとして紹介しています。
紹介する単語の数が増えてきたので索引を作ってみました。
興味のある単語の発音を理解して、まだ知らない人との差別化に使ってくださいね!