“Didn’t you~?”, “Haven’t you~?”の発音が難しい?
英会話をコーチングしていると、生徒さんの発音が突然カタカナ英語になる瞬間に気付きます。
そしてこの傾向は、意外と法則性があることに気付きました。
みんな、ひっかかるポイントが似ているのです。
その典型的な例の一つが、この否定疑問文の出だしの部分です。
“Didn’t you~?”
これは”Haven’t you~?“という形でも同じですし、普通の疑問文の”Do you~?“の時でさえ感じることです。
この章では、なぜ”Didn’t you~?”の発音がカタカナ読みに聞こえるのかを解説し、英語のリズムで流暢に話せるためのTipを紹介します!
読み終わったあなたの発音は、もうカタカナ英語ではなくなりますよ。
“Didn’t you~?”が、カタカナ発音になる理由
どうして“Didn’t you~?”という否定疑問文の部分がカタカナ英語に聞こえるのか、結論は2つです。
・消える音が混じっている
・youの発音が長い
まず1つ目の理由である消える音については、スペル次第で消えて発音しなくなる音があるということです。
今回のケースの場合は、カタカナ読みをすると「ディドゥント」と読みたくなってしまいますが、実際にはそう発音されていません。どちらかと言えばこの音に近くなります。
〇・・・「ディンン」
これは、2番目の”d”は、”dn”の時は発音しなくてよいという法則と、最後の”t”は発音を省略してOKという法則によって、2番目の”d”と”t”が消えた事によって起こる現象です。
2つ目は、「ユー」というカタカナに引っ張られるからでしょう。
✕・・・かなり長めに、さらにイントネーションも高く「ユー↑」と発音する人が多い
この場合、次の動詞に繋がっていくリズムが途切れ、変な区切りになることに気付きました。
その結果、「ディドゥント ユー~?」という、言いにくい発音になっていないでしょうか?
このbe動詞と代名詞を「短く」「弱く」発音するというTipは、疑問詞と組み合わせて使う場合、さらにその効果を発揮して英語の発音を上達させられます!詳しくはこちらの章で解説しています!
”Didn’t you~?”を英語の発音に!
逆に言えば、この2点に気を付ければ、カタカナ英語から脱却できるということです!
まずは、「ディドゥント」ではなく、「ディンン」に思い切って振り切ります。
そして同時に、ユーを短く弱く発音して、続く動詞にイントネーションを高く置きます。
例えば、
“Didn’t you study English yesterday?“
であれば、”Didn’t”の”t”と、”you”の”y”がくっついて、
「ディンンチュスタディ イングリッシュ イエスタディ?」
という感じです。
この”you”を短く発音するTipは、”Haven’t you~?“や”Don’t you~?“などの場合でも同じです。
例を挙げれば、
“Haven’t you done your homework yet?“
の場合なら、ダにイントネーションを高く置いて
「ハヴンチュダニュア ホームワーク イエッ?」
という感じです。
また、せっかくなのでこうした否定疑問文への答え方を解説した章もあります。
日本人がやはり苦手としている部分ですが、あるポイントを知るだけで、驚くほどYesなのかNoなのかの答えに迷わなくなりますよ!
まとめ
意外と日本人がカタカナ発音になりがちな発音の例として、否定疑問文があることを解説しました。
その傾向を是正するために行う対策は、
・不要な音を消して「ディンン」という発音に振り切る
・”you”を短く、次の動詞にくっつけて発音する
この2つを実践するだけで、カタカナ発音から簡単に脱却可能です。
“Haven’t you~”などでも”you”を短く発音することに応用できますので、「ユー」と伸ばさずに「ユ」とだけ発音しながら、次に来る動詞にくっつけて一緒に発音しましょう。
カタカナ英語を根本的に改善したいあなたには、こちらの章から3つのステップで実践するやり方がおススメです!
さらに、こうした英会話上達に直結するTipsをガッツリ学べるのが、コーチングスタイルの学習です。
その中でも、特に短期間で実力を伸ばしたい人向けには、高額でしかも厳しいコーチングスクールがお勧めです。