発音の上手さと、英語を話す〇〇の大きさは比例する!
海外で起業し、その都度スタッフを雇っていく過程で200人以上の日本人と接してきました。
本当に色々なタイプの人が、様々な目的の為に海外にやってくるなぁという印象の中、発音という観点にフォーカスすると、上手くなる人とならない人をタイプ別に分けたマトリックスが出来上がる事に気付きました。
このマトリックスは、実は日本人だけに当てはまるのではなく、イタリア人だろうが、コロンビア人だろうが、英語を学んでいる人には国籍を問わず等しく共通すると思います。
この章では英語の発音を上達させるには、どのような要素が大きければ最も伸びるのかについて、そのマトリックスを使って説明します!
この発音上達マトリックスを構成する2つの要素こそが、上の表題の〇〇に入る言葉です!
1.素直さ
2.英語を話す自信
いわゆる英語の発音について、上手い、下手をタイプ別に分けると…。
当たり前過ぎ、と笑うでしょうか?これまで200人以上面接した中に、改めてこの点を意識している人は一人もおらず、誰もが自然体にそのまま暮らしていただけで、自分のタイプを意識こそすれ、それと英語の発音を結び付けていた人はゼロでした。
では、こちらが発音の上達に関するマトリックスです。
上に行くほど素直で、右に行くほど英語を話す自信が大きい事を意味しています。
それぞれの窓毎に具体的なイメージを想起できるようにしているので、自分のセルフイメージと結び付けてみましょう。
あなたがどのタイプか、今の自分の英語の発音について、リンクさせる事が出来たら自動的に改善法が明らかになります。
【自分の発音が誰にも通じず、更に自信を無くす悪循環に陥る発音】
この窓の中にいるのは、タイプ1:素直さも、英語を話す自信も低い人です。
発音の上達に素直さが必要という理由は、発音上達の為の第一歩が、まずは物まねだからです。
このブログでもよく出てくるポピュラーな例、「マクドナルド」の発音ですが、英語ではダにアクセントを置きつつ抑揚をつけて、「マダー(↑)ノー(↓)ズ」という感じの発音になります。
日本語はフラットに話す事が特徴なので、平坦に「マクドナルド(→)」と6拍で言いますね。
素直さの低い人は、プライドなのか何なのか分かりませんが、とにかくこの違いを簡単には受け入れず、いつまでも平坦にカタカナマクドナルドを発音し続けるのです。
イコール、発音は通じないままです。だって、 「マダー(↑)ノー(↓)ズ」 じゃないと通じないんですから。
加えて英語を話す自信がないので、相手に通じない英語を話す事を、増々ためらいます。
自分の発音が通じない事も知っている、だから恥をかくのも嫌なので人前で話す事に消極的です。
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元々どうして海外に興味を持ったの?何をしに来たの?という動機が分かりづらい上、妙にプライドが高く発音が通じない事はとても恐れる。
積極的に表でも裏でも努力せず、英語が苦手な謙虚さも無いから文句だけ多い。
特に日本人が周りにいると、絶対英語を話さない 。
このマトリックスの中では、最も発音が上達する道のりが遠い人になってしまいますね。
まずは変なプライドを捨てて、素直に日本語と英語の発音の違いを受け入れ、少しずつ自分の発音が通じる成功体験を増やしながら自信をつけていくしかないのですが…。
【一対一だと大丈夫だけど、大勢いると通じにくい、集団が苦手な発音】
この窓の中にいるのは、タイプ2:素直さは高いが、英語を話す自信が低い人です。
素直さは高いので、これまで着々と通じる発音を学んできています。 「マダー(↑)ノー(↓)ズ」 が、通じる英語の発音だという事も知っている人達です。
そして、そのまま実践できるのも素直さ故です。
よって、他の人に比べてスタートラインはかなり前の方にあります。留学やワーキングホリデーで来て、すぐに順応できるタイプです。
仮に自分の知識に無かった単語や表現に出会っても、これまでの蓄積で応用も効きますので、聞き手にとっては話しやすい相手という事になります。
では、英語を話す自信という、もう一つの要素が低い弊害はどこに出てくるかというと、生活に慣れてきて関わる人が増えてきた時です。
パーティーなど、「集団の場になると色んな人が交ざってくるという落とし穴」が待っているのです。
中には、日本人の発音をあからさまに「何言っているか分かんないんだけど?」とアグレッシブに言ってくる外国人もいます。
相手に悪気があろうと無かろうと、そういう場面に遭遇してしまったこのタイプの人達は、その後、自分の発音に自信が持てなくなり、今まで出来ていた 「マダー(↑)ノー(↓)ズ」 の発音が小さくなってしまいます。
一対一なら問題なく自分の発音は通じるのに、その自信の無さが声量を下げ、発音の抑揚を減少させ、より通じにくい発音に陥ってしまう傾向があるのです。
生活に慣れてきて社交の場が増えてきている事とは反比例し、英語を話す自信は失われていき、友達に誘われてもパーティーに参加するのが段々嫌になってしまうのでしょう。
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初めはものすごく流ちょうに話していたのに、
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実践環境の影響から自信を失って口数が少なくなっていき、
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同時に社交性も衰え、
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まだビザが残っているのに早々と帰国してしまったりさえする
このタイプに当てはまる覚えのある人は、そういう苦手を克服する為のトピックがあるので、こちらを読んでみて下さい!こういうタイプの人を一人でも多く陽の当たる場所に連れ戻したい!と強く思います。
【自信満々で発音しているのに、独りよがりで全然通じていない発音】
この窓の中にいる人は、タイプ3:英語を話す自信は高く持っていますが、性格的に素直さが低い人です。
すごく自信満々で、物おじせず積極的に英語を話す姿勢なので、一見するとすごく英語が出来る人に見えるのが特徴です。
勉強もすごくしますから、知識も豊富ですし、 自分自身にも自信がある為か、服装や持ち物からも、意識高い系と呼ばれそうな雰囲気だったりします。
実際に、承認欲だったり出世欲が高い人もこのタイプには多いと感じますし、それは悪い事では決してありません。英語を母国語とする人達には、こういうタイプの人はとても受け入れられ易いと思います。
しかし如何せん、素直さが足りない為、 「マダー(↑)ノー(↓)ズ」 の重要性に気付くことが出来ない側面があるのです。
自分が伝えたい主張も論理も気持ちも、全て強くあるが余り、それらを吐き出す事に全精力を使ってしまい、一つ一つの発音の基本を疎かにしてしまうとどうでしょう?
聞いている相手は、
何を言ってるか理解できない事を、ものすごく熱く語られている状態
になってしまいます。
逆の立場で想像してみて下さい。
例えば日本語の発音のおかしいゾマホンやボビー・オロゴンが、めちゃめちゃ近い距離でまくし立ててきて、言ってることがさっぱり分からなかったら如何でしょう?
もう、困惑か苦笑いしかできず、逃げたくなってしまいますよね?
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ものすごく元気があって声も大きく積極性もあり、海外に来た動機も意欲も高いが、発音の基礎を疎かにする余り、物おじせずに英語を話す割に全然通じず、聞き手に困惑されたり苦笑いされる。
一度面倒がらずに基本に戻って、発音の基礎を一つ一つ確実に覚える事が急がば回れに繋がる真理なのですが、素直さが低いので、現状でゴリ押ししようとしてしまう傾向が見て取れます
【ネイティブに最も近い発音を手に入れられる幸せちゃん】
最後の窓の中にいるのは、タイプ4:素直さも、英語を話す自信も両方高い人です。
発音上達の第一歩は、物まねだと言いました。
まさに、物まねキング、クイーンが最強なのです。
相手が話した事を、変なプライドを1㎜も介さず、そのまんまコピーして自分のものにしていく素直さは、語学習得の上で正に最強です。
こうして言われれば、そんな事かと思うかもしれませんが、どれだけの人が実際にそういう姿勢でいるか?と問われれば、弥助の答えは10%位?です。
本当に素直さの高い人は、初めから何の違和感もなく日本語カタカナの「マクドナルド」を捨て、さも自分は昔から「マダー(↑)ノー(↓)ズ」と言ってきましたけど何か?と、すぐに正しく発音し始められるのです。
プラス、英語を話す自信もあるので、コピーした発音を実践するのに何のためらいもありません。
そして実践で通じなければ、間違って覚えているんだと素直に自覚し、出来るだけその場で修正しようとします。そこでまたレベルアップできる訳です。
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海外生活をものすごくたどたどしいカタカナ英語から始めても 、
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自分の発音が通じる工夫とやる気を素直に実践していくため
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周りから見ると驚異的なスピードで発音が上達し、
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一年後にはネイティブスピーカーと違和感なく話しているし、
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毎日が楽しそう!
海外で暮らしている幸せちゃんの出来上がりです。
結論 ~幸せちゃんになろう~
この発音上達マトリックスは、20年以上の海外暮らしを経て、昔から全く変わっていないので自信を持って真理だと言いきれます。
このマトリックスを意識して自分を当てはめてみると、現時点での課題も見えてくるはずです。
タイプ3とタイプ4の境目だなぁと感じるなら、自分の英語が通じないのは相手のせいだとばかり思っていたけど、単語一つ一つの発音をもう少し大切にしようとか、もっと確実にゆっくり話してみようと反省する事ができます。
自分はタイプ2だという自覚があるけどタイプ4になりたいから、もう少し自分の発音に自信を持ってまずは自分のよく知っているトピックから話してみようとか、話す相手を変えようとか、具体的な改善策が見えてきます。
自分では気づきにくい事は、友達も巻き込んで自分はどのタイプかなど、やいのやいのと盛り上がっていく中で見えてくるかもしれません。
幸せちゃんであるタイプ4に近づけるよう、このマトリックスが発音に対する具体的な改善策を見つける役に立つ事を願っています。
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