ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「to jump on the bandwagon」の基本的な意味と使い方
「to jump on the bandwagon」は、直訳すると「バンドワゴンに飛び乗る」という意味です。このバンドワゴンは、アメリカの19世紀の政治キャンペーンから来ており、転じて「成功しそうな運動や流行に便乗する」ことを意味します。
以下にいくつかの例文を紹介します。
例文1: Everyone started investing in cryptocurrency, so I decided to jump on the bandwagon too.
(みんなが仮想通貨に投資し始めたので、私も便乗することにしました)
例文2: When the new fitness trend became popular, she quickly jumped on the bandwagon.
(新しいフィットネストレンドが流行したとき、彼女はすぐに便乗しました)
文脈による意味の変化
「to jump on the bandwagon」は、文脈によっては批判的に使われることがあります。特に、他の人がすでに行動しているからこそ、深く考えずに流行に乗ることを示す場合です。
例文: Many companies jumped on the bandwagon without really understanding the technology.
(多くの企業は技術を本当に理解せずに、ただ流行に便乗しました)
このように、流行に乗ることが必ずしも賢明でない場合に使われることがあります。
「to jump on the bandwagon」の類似表現
「to jump on the bandwagon」に似た表現として、以下のようなものがあります。
- to follow the crowd: 他の人たちに合わせて行動すること。
- to go with the flow: 流れに身を任せる、周りに合わせて行動すること。
- to join the herd: 大多数に従うこと。
ドラマ「24 -Twenty Four-」で実際に使われたシーンの紹介
この表現は、人気ドラマ「24 -Twenty Four-」でも使用されています。具体的には、ジャック・バウアーがこの表現を使っています。
以下に、実際のシーンの会話文を紹介します。
シーズン5、エピソード7:Day 5: 1:00 PM – 2:00 PM
Jack Bauer: You can’t just jump on the bandwagon now that things are getting tough. We need to stick to the plan.
(ジャック:状況が厳しくなったからって、今さら流れに便乗するわけにはいかない。計画に従う必要があるんだ)
まとめと練習問題
「to jump on the bandwagon」は、流行や他の人たちに遅れて追随することを意味する表現ですが、文脈によっては批判的に使われることもあります。この表現を使いこなすことで、より自然な英会話ができるようになるでしょう。
練習問題
以下の文に適切な言葉を入れてください。
- When everyone started buying electric cars, John decided to _________ the bandwagon.
- She never cared about fashion, but now she’s _________ on the bandwagon because of her new friends.
- The company was hesitant at first, but finally _________ on the bandwagon when their competitors started to see success.
答え
- jump on
- jumping
- jumped
これで「to jump on the bandwagon」についての解説は以上です!次回もお楽しみに!