ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「All mouth」の基本的な意味と使い方
「All mouth」という表現は、特にイギリス英語でよく使われる口語表現で、「口だけ」「言うだけで行動しない人」を指します。相手が大きなことを言っているにもかかわらず、それを実行する意志や能力がないと感じた場合に使います。
例文1: He talks a lot about starting his own business, but he’s all mouth and no action.
(彼は自分のビジネスを始める話をたくさんするけど、口だけで行動が伴わないんだよ)
例文2: Don’t worry about her threats; she’s all mouth.
(彼女の脅しを心配しなくていいよ。彼女は口先だけだから)
文脈による意味の変化
「All mouth」は、その場の文脈によって少し異なるニュアンスを持つことがあります。例えば、軽い冗談として使う場合もあれば、相手を批判するために使う場合もあります。また、「all mouth and no trousers」という表現もあり、特に男性が大口を叩いているが実際には行動しないという意味を持ちます。
「All mouth」の類似表現
- All talk: 「話ばかりで実行が伴わない」という意味。
- Bark is worse than bite: 「吠えるだけで、実際には何もしない」という意味。
- Big talker: 「大言壮語する人、口が達者な人」という意味。
ドラマ「The Walking Dead」での使用例
「All mouth」というフレーズは、人気ドラマ『The Walking Dead』ので使用されています。このエピソードでは、登場キャラクターたちが厳しい生存環境の中で本音をぶつけ合う場面があります。
シーズン5、エピソード10「Them」
Rick: You keep saying you’ll protect everyone, but you’re all mouth, Gabriel.
(リック:みんなを守るって言い続けているけど、お前は口だけだ、ガブリエル)
まとめと練習問題
「All mouth」という表現は、英語圏では特にイギリスでよく使われる言い回しで、相手が口先だけで行動しないことを批判する際に便利です。このフレーズを覚えることで、日常会話でのニュアンスを理解しやすくなります。
練習問題
- 「All mouth」の意味を説明してください。
- 以下の文を訳してください。
He’s all mouth and no trousers when it comes to making important decisions. - 「All mouth」に似た意味を持つ表現を2つ挙げてください。
答え
- 「All mouth」とは、言うだけで実行しない人を指します。
- 「彼は重要な決断をする際には、口先だけで行動しないんだよ。」
- 「All talk」と「Bark is worse than bite」