ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「To compare apples and oranges」の基本的な意味と使い方
「To compare apples and oranges」は、「全く異なるものを比較する」という意味の英語表現です。この表現は、比較する対象があまりにも異なるために、公平な比較ができない場合に使われます。議論や討論の際に、不適切な比較を指摘するために使われることが多いです。
例えば、以下のような使い方が一般的です。
例文:
You can’t compare her new novel to her first one. It’s like comparing apples and oranges.
(彼女の新しい小説を最初のものと比較することはできません。それはまるでリンゴとオレンジを比較するようなものです。)
類似表現
以下は、「To compare apples and oranges」に似た表現です:
- To mix apples and oranges.(異なるものを混ぜる)
- To compare chalk and cheese.(全く異なるものを比較する)
- To compare night and day.(昼と夜を比較する)
ドラマ「FRIENDS」での使用例
「To compare apples and oranges」は、人気ドラマ「FRIENDS」で使われています。以下はそのシーンの会話です。
シーズン3、エピソード11「The One Where Chandler Can’t Remember Which Sister」
Joey: You can’t compare your relationship with Rachel to mine with Janice.
Ross: You’re comparing my marriage to your refrigerator!?
Joey: No, I’m just saying that it’s like comparing apples and oranges.
Ross: Well, it’s still a stupid comparison.
(ジョーイ:君のレイチェルとの関係と僕とジャニスの関係を比較することはできないよ。)
(ロス:君は僕の結婚を君の冷蔵庫と比較してるのか!?)
(ジョーイ:いや、ただリンゴとオレンジを比較するようなものだと言ってるだけさ。)
(ロス:まあ、それでも愚かな比較だよ。)
まとめと練習問題
「To compare apples and oranges」は、異なるものを不適切に比較することを示す表現です。議論や討論の中で、相手の比較が不適切であることを指摘するのに役立ちます。
以下の練習問題で理解を深めましょう。
- 次の英文を日本語に訳してください。
- 「To compare apples and oranges」に似た表現を一つ選び、その意味を説明してください。
- 自分の経験から「To compare apples and oranges」と言いたくなるエピソードを一つ書いてください。
答え:
- 「これら二つの絵画の質を比較しようとすることは、リンゴとオレンジを比較するようなものです。」
- “To compare chalk and cheese.”(全く異なるものを比較する)
- (個々のエピソードによる)
この記事が「To compare apples and oranges」という表現の理解を深める一助となれば幸いです。今後も新しい表現を学ぶ際には、その背景や使用例にも注目してみてください。