ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「It’s giving」と「It’s lame」の基本的な意味と使い方
「It’s giving」と「It’s lame」は、現代の英語でよく使われるフレーズですが、それぞれ逆のニュアンスがあります。
It’s giving
「It’s giving」は、It’s cool!というポジティブな意味合いの雰囲気や印象を表します。
例文 1:
A: How do you like my new dress?
B: It’s giving summer vibes.
(A: 私の新しいドレスどう? )
(B: 夏の雰囲気が出てるね。)
例文 2:
A: This party is amazing!
B: It’s giving energy!
(A: このパーティーは最高だね! )
(B: 元気が出るね!)
It’s lame
「It’s lame」は何かがつまらない、退屈である、もしくは不十分であることを表します。It’s not cool. という、ネガティブな意味合いで使われます。
例文 1:
A: Did you enjoy the movie?
B: No, it was lame.
(A: 映画楽しんだ?)
( B: いや、つまらなかった。)
例文 2:
A: What do you think about his excuse?
B: It’s lame.
(A: 彼の言い訳についてどう思う?)
( B: くだらないね。)
文脈による意味の変化
It’s giving
「It’s giving」は文脈によって、その与える印象が変わります。ポジティブな印象を強調するため、ファッションやイベントなど様々なシーンで使われます。
It’s lame
「It’s lame」は状況により、批判や失望を表す際に使われます。何かが期待外れであったり、不十分であったりする場合に適しています。
「It’s giving」と「It’s lame」の類似表現
It’s giving
- It’s exuding(それは~を発している)
- It’s radiating(それは~を放っている)
- It’s emanating(それは~を発散している)
It’s lame
- It’s boring(それは退屈だ)
- It’s dull(それはつまらない)
- It’s weak(それは弱い)
ドラマ「Sex and the City」での使用例
「It’s giving」と「It’s lame」はドラマ『Sex and the City』でも使われています。
シーズン3、エピソード15「Hot Child in the City」
Carrie: Look at this place, it’s giving me life.
Samantha: But the music, it’s lame.
(キャリー:この会場見て!最高じゃない。)
( サマンサ:でも、音楽はイケてないわね。)
まとめと練習問題
「It’s giving」と「It’s lame」は日常会話で頻繁に使われる表現で、それぞれポジティブとネガティブなニュアンスがあります。これらのフレーズを使って、あなたの英語表現を豊かにしましょう。
練習問題
- 新しいカフェに行って、その雰囲気が素晴らしいと感じたときに「It’s giving」を使って表現してみましょう。日本語に訳してみてください。
- 友達が計画したイベントが退屈だった時に「It’s lame」を使って感想を伝えてみましょう。日本語に訳してみてください。
答え
- 新しいカフェの雰囲気が素晴らしいと感じたときの例:「It’s giving cozy vibes.」(居心地の良い雰囲気を出している。)
- 友達が計画したイベントが退屈だった時の例:「The event was lame.」(そのイベントはつまらなかった。)
この記事が「It’s giving」と「It’s lame」という表現の理解を深める一助となれば幸いです。今後も新しい表現を学ぶ際には、その背景や使用例にも注目してみてください。