ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「fall between two stools」の基本的な意味と使い方
「fall between two stools」とは、二つの選択肢の間で決断ができず、どちらも逃してしまうことを意味する英語のイディオムです。二兎を追う者一兎をも得ず、虻蜂 取らず、帯に短かしたすきに長しなどのことわざに該当します!
例文:
He was trying to please both his boss and his colleagues, but he ended up falling between two stools.
(彼は上司と同僚の両方を喜ばせようとしていたが、結局どちらも失敗してしまった。)
類似表現
「fall between two stools」と同じような意味を持つ表現はいくつかあります。以下にいくつかの類似表現を紹介します。
- Miss the boat
- You can’t have your cake and eat it too
- Sit on the fence
ドラマ「FRIENDS」での使用例
「fall between two stools」が使われた具体的なシーンを、人気ドラマ「FRIENDS」から紹介します。
シーズン7, エピソード9 「The One with All the Candy」
Chandler: Joey, you can’t keep trying to be an actor and a chef at the same time. You’ll just fall between two stools.
Joey: Yeah, but I love them both. What should I do?
Chandler: Pick one and give it your all.
(チャンドラー: ジョーイ、俳優とシェフの両方を同時にやろうとしたら、どっちつかずになるよ。)
(ジョーイ: でも、どっちも好きなんだ。どうすればいい?)
(チャンドラー: 一つを選んで全力を尽くせ。)
まとめと練習問題
「fall between two stools」は、二兎を追う者一兎をも得ず、虻蜂 取らず、帯に短かしたすきに長しなどのことわざを表す便利なフレーズです。以下の練習問題を解いてみましょう。
- 次の会話文を完成させてください:
A: Should I accept the job offer from Company A or Company B?
B: If you don’t decide soon, you might (_______).
A: You’re right, I need to make a decision. - 「fall between two stools」を使って、自分の経験を例に挙げて短い文章を書いてください。
答え
- fall between two stools
- 例: 新しいプロジェクトに参加するか、現行のプロジェクトに集中するかで迷っているうちに、どちらも中途半端になってしまった。
この記事が「fall between two stools」という表現の理解を深める一助となれば幸いです。今後も新しい表現を学ぶ際には、その背景や使用例にも注目してみてください。