ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「on the tip of my tongue」の基本的な意味と使い方
「on the tip of my tongue」とは、何かを言いたいのに思い出せない状態を指す英語のイディオムです。例えば、人の名前や単語などが口先まで出かかっているが、完全に思い出せないときに使います。
例文:
The name of the movie is on the tip of my tongue, but I can’t remember it.
(映画の名前が喉まで出かかっているけれど、思い出せない。)
文脈による意味の変化
このフレーズは、話している途中で何かを思い出そうとしているときによく使われます。例えば、友人と会話しているときに具体的な名前や単語を忘れてしまった場合に「on the tip of my tongue」と言って、思い出すまで少し待ってもらうことができます。
類似表現
「on the tip of my tongue」と同じような意味を持つ表現はいくつかあります。以下にいくつかの類似表現を紹介します。
- It’s on the tip of my tongue.
- I almost remember.
- It’s just slipped my mind.
ドラマ「The Walking Dead」での使用例
「on the tip of my tongue」が使われた具体的なシーンを、人気ドラマ「The Walking Dead」から紹介します。
シーズン2, エピソード3 「Save the Last One」
Andrea: What was the name of that place we stayed at? It’s on the tip of my tongue.
Dale: Woodbury?
Andrea: No, not that. It was… ugh, it’s right there but I can’t get it out.
(アンドレア: 私たちが滞在していた場所の名前は何だったっけ? 喉まで出かかっているのに。)
(デール: ウッドベリー?)
(アンドレア: いや、違う。それは… ああ、すぐそこまで来てるのに思い出せない。)
まとめと練習問題
「on the tip of my tongue」は、何かを思い出そうとしているが、完全に思い出せない状態を表す便利なフレーズです。以下の練習問題を解いてみましょう。
- 次の会話文を完成させてください:
A: What’s the name of that actor who starred in the movie?
B: I can’t remember right now, but it’s on the tip of my tongue.
A: (_______)
B: Yes, that’s it! - 「on the tip of my tongue」を使って、自分の経験を例に挙げて短い文章を書いてください。
答え
- Let me think… oh, it’s Robert Downey Jr.!
- 例: 昨日、昔の友達の名前が喉まで出かかっていたけれど、思い出せなかった。
この記事が「on the tip of my tongue」という表現の理解を深める一助となれば幸いです。今後も新しい表現を学ぶ際には、その背景や使用例にも注目してみてください。