ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「It takes two to tango」の基本的な意味と使い方
「It takes two to tango」は、「タンゴを踊るには二人が必要」という意味から、特に問題や対立が発生した場合に、両者の責任があることを強調するために使われます。つまり、「どっちもどっち」という意味です。
例文:
You can’t just blame John for the argument. It takes two to tango.
(その口論の責任をジョンだけに押し付けることはできないよ。どちらにも責任があるんだから。)
文脈による意味の変化
「It takes two to tango」は、状況により異なるニュアンスを持つことがあります。例えば、ビジネスや個人的な関係において、協力や妥協が必要な場面で使われることがあります。
例文:
For this partnership to work, both parties need to communicate clearly. It takes two to tango.
(このパートナーシップを成功させるには、双方が明確にコミュニケーションを取る必要があります。協力が必要です。)
類似表現
「It takes two to tango」と同じような意味を持つ表現はいくつかあります。以下にいくつかの類似表現を紹介します。
- It takes two
- Two can play at that game
- You need both hands to clap
ドラマ「Sex and the City」での使用例
「It takes two to tango」が使われた具体的なシーンを、人気ドラマ「Sex and the City」から紹介します。におけるシーンです。
シーズン4、エピソード10「Belles of the Balls」
Carrie: This relationship isn’t just my responsibility, you know. It takes two to tango.
Miranda: I know, but you have to admit you’ve been distant lately.
(キャリー:この関係は私だけの責任じゃないんだから。二人でやるものよ。)
(ミランダ:わかってるけど、最近あなたが距離を置いていることは認めないとね。)
まとめと練習問題
「It takes two to tango」は、協力や対立の状況において双方の関与について「どっちもどっち」という意味で使われます。次の練習問題で理解を深めましょう。
- 次の文を完成させてください:
In any conflict, ___________. - 「It takes two to tango」の類似表現を使って文章を作ってください。
- ドラマや映画の中で「It takes two to tango」が使われているシーンを思い出し、その文脈を説明してください。
答え
- it takes two to tango
- 例:You need both hands to clap to make a relationship work.
- 自由回答
この記事が「It takes two to tango」という表現の理解を深める一助となれば幸いです。今後も新しい表現を学ぶ際には、その背景や使用例にも注目してみてください。