ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「No sweat」の基本的な意味と使い方
「No sweat」は、英語で「問題ない」「お安い御用だ」という意味のカジュアルな表現です。誰かがお願いや感謝を表現した際に、それが全く問題ない、手間がかからないことを示すために使われます。
例えば、友達があなたに助けを求め、その後お礼を言ったときにこう答えることができます:
例文:
A:Thanks for helping me move today.
B:No sweat! Happy to help.
(A:今日は引越しを手伝ってくれてありがとう。)
(B:大丈夫です!手伝えて嬉しいよ。)
ここで「No sweat」は、「どういたしまして、全然大変じゃなかったよ」という意味です。
文脈による意味の変化
「No sweat」は状況によって微妙に異なるニュアンスを持つことがあります。以下はその例です:
- カジュアルな状況: 友人間での軽い頼み事や感謝の応答として使われます。
- プロフェッショナルな状況: 職場で同僚や上司からの依頼に対する応答として使われることもありますが、その場合は少し砕けた印象を与えることがあります。
例えば、職場で同僚があなたにレポートのチェックをお願いした際、ここでは、「No sweat」が「問題ないよ、すぐに見てみるよ」という意味になります。
A:Can you review this report for me?
B:No sweat, I’ll take a look at it right now.
(A:このレポートの見直しをお願いしてもいい?)
(B:もちろん、すぐに見とくよ。)
「No sweat」の類似表現
「No sweat」と同じように使える表現はいくつかあります:
- 【6. It’s not rocket science】…「こんなことは難しくない」「誰にでもできる」
- 【24. It is a breeze】…「それはとても簡単だ」
- “Piece of cake”
- 【25. Walking down in the park】 …「とても簡単なこと」
- “It’s nothing”
これらの表現はすべて、頼まれたことや感謝に対して「それは全く問題ない」という意味を持ちます。
ドラマ「SUITS」での使用例
人気ドラマ「SUITS」でも「No sweat」という表現が使われています。マイク・ロスがルイス・リットに対してこの表現を使います:
シーズン2、エピソード10「High Noon」
Louis:I need those files by tonight, Mike.
Mike:No sweat, Louis. I’ll get them to you by the end of the day.
(ルイス:これらのファイルが今晩までに必要なんだ、マイク。)
(マイク:大丈夫です。今日の業務が終わるまでには、持っていきますよ。)
まとめと練習問題
まとめると、「No sweat」は、友人や同僚からの頼み事や感謝に対して、「それは全く問題ない」という意味を伝えるために使われます。また、他の類似表現とも合わせて覚えておくと便利です。
練習問題:
- 「No sweat」は一般的に何を示しますか?
- 「No sweat」の意味は文脈によってどのように変わりますか?
- 「No sweat」が使われたポピュラー文化の例を挙げてください。
- 「No sweat」と同じ意味を持つ他の表現を3つ挙げてください。
答え:
- 「No sweat」は一般的に、「問題ない」「お安い御用だ」という意味を示します。
- カジュアルな状況では友人間の軽い頼み事に使われ、プロフェッショナルな状況では同僚や上司からの依頼に対する応答として使われますが、少し砕けた印象を与えることがあります。
- ドラマ「SUITS」シーズン2エピソード10で、マイク・ロスがルイス・リットに対して「No sweat」と言っています。
- “No problem”, “Piece of cake”, “No worries”の3つが「No sweat」と同じ意味を持つ表現です。
この記事が「No sweat」という表現の理解を深める一助となれば幸いです。今後も新しい表現を学ぶ際には、その背景や使用例にも注目してみてください。