ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「too good to be true」の基本的な意味と使い方
「too good to be true」は、直訳すると「本当であるには良すぎる」となります。このフレーズは、ある状況や提案があまりにも完璧すぎて現実的ではないと感じるときに使います。
例文:
The job offer seemed too good to be true, so I was skeptical.
(その仕事のオファーは良すぎて本当とは思えなかったので、私は懐疑的でした。)
この表現は、期待と疑念が混じった感情を伝えるのに適しています。ポジティブな側面としては「夢のように良い」という意味合いも含まれますが、多くの場合、慎重な姿勢を示すために使われます。
文脈による意味の変化
「too good to be true」は、文脈によってニュアンスが変わります。例えば、ポジティブな文脈では、本当に素晴らしい出来事に対する驚きや感動を表すことがあります。
例文:
Her performance was too good to be true.
(彼女の演技は信じられないほど素晴らしかった。)
一方で、ネガティブな文脈では、何か裏があるのではないかと疑う気持ちを示すために使われることもあります。
The deal seemed too good to be true, so I investigated further.
(その取引は良すぎて本当とは思えなかったので、さらに調査しました。)
「too good to be true」の類似表現
「too good to be true」に似た表現には以下のようなものがあります。
- “If it sounds too good to be true, it probably is.“(それが良すぎて本当とは思えないなら、おそらくそうだろう。)
- “Too perfect to be real“(現実とは思えないほど完璧)
- “Sounds like a fairy tale“(おとぎ話のようだ)
ドラマ「Prison Break」での使用例
人気ドラマ「Prison Break」で、「too good to be true」というフレーズが使われています。以下はそのシーンの会話です。
シーズン2、エピソード16「Chicago」
Michael: This plan is too good to be true, Lincoln. We need to be cautious.
Lincoln: I know, but we don’t have any other options.
(マイケル:この計画は良すぎて本当とは思えないよ、リンカーン。慎重になるべきだ。)
(リンカーン:わかってる。でも他に選択肢がないんだ。)
このシーンでは、マイケルとリンカーンが脱出計画について話し合っている場面です。マイケルは計画が完璧すぎて現実的ではないと感じており、慎重な態度を取るべきだとリンカーンに伝えています。
まとめと練習問題
「too good to be true」は、現実味がなく、信じられないほど良い状況や提案を表すフレーズです。この表現を使うことで、期待と疑念を同時に伝えることができます。次の練習問題を通じて、このフレーズの使い方を確認しましょう。
- 新しいアパートの賃貸契約が非常に有利な条件であることを友人に伝える際、どのように「too good to be true」を使いますか?
- 夢のような旅行計画が持ち上がったが、現実的ではないと感じる場合、どのように「too good to be true」を使いますか?
答え
- “This apartment deal seems too good to be true, so I’m a bit wary.”(このアパートの契約は良すぎて本当とは思えないので、ちょっと警戒している。)
- “The travel plan sounds too good to be true, but I hope it’s real.”(その旅行計画は良すぎて本当とは思えないけど、本当だったらいいな。)
この記事が「too good to be true」という表現の理解を深める一助となれば幸いです。今後も新しい表現を学ぶ際には、その背景や使用例にも注目してみてください。