ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「go too far」の基本的な意味と使い方
「Go too far」は、直訳すると「遠くに行きすぎる」となりますが、実際の意味は「度を越す」や「やりすぎる」というニュアンスです。以下のような状況で使われることが一般的です:
例文:
言動が過激になる: 誰かの発言や行動が適切な範囲を超えてしまうことを表します。
He really went too far with his joke. It wasn’t funny at all.
(彼の冗談は度を越していた。全然笑えなかった。)
限度を超える行動: ある行動が許容範囲を超え、問題を引き起こす場合に使われます。
Sometimes, in trying to win, athletes go too far and end up breaking the rules.
(勝とうとするあまり、アスリートが行き過ぎ、ルールを破ってしまうこともある。)
文脈による意味の変化
「Go too far」の意味は基本的に「度を越す」ですが、文脈によって微妙に異なるニュアンスを持つことがあります。以下にいくつかの例を示します:
- 冗談やコメントが不適切な場合: 例:「彼の冗談は度を越していて、誰も笑わなかった。」
- 行動が過激すぎる場合: 例:「その抗議行動は度を越していて、警察が介入することになった。」
- 競争や挑戦が過激になる場合: 例:「試合に勝つために、彼はルールを破るまでに至った。」
「go too far」の類似表現
「Go too far」と同様の意味を持つ表現には、以下のようなものがあります:
- 「Overstep the mark」(限度を超える)
- 「Cross the line」(一線を越える)
- 「Push the envelope」(限界を押し広げる)
- 「Go overboard」(やりすぎる)
ドラマ「Sex and the City」での使用例
ドラマ「Sex and the City」で、キャリーがこのフレーズを使っています:
シーズン3、エピソード15「Hot Child in the City」
Carrie: I think I went too far with my comments about her relationship.
Samantha: Well, sometimes we all go too far. You just need to apologize and move on.
(キャリー:彼女との関係について、私がコメントしたのは、行き過ぎだったと思う。)
(サマンサ:そうね、誰にでも行き過ぎる事はあるわ。しっかり謝って前に進めばいいのよ。)
このシーンは、キャリーが友人に対して言い過ぎてしまったことを反省している場面です。
まとめと練習問題
「Go too far」は、行動や言動が度を越してしまう状況を表すために非常に便利なフレーズです。次に、理解を深めるための練習問題に挑戦してみましょう:
- 「Go too far」の基本的な意味を説明してください。
- このフレーズがどのように文脈によって意味を変えるか、例を挙げて説明してください。
- 「Go too far」に似た表現を一つ挙げて、その意味を説明してください。
- 「Sex and the City」のどのシーンで「Go too far」が使われたか説明してください。
答え:
- 「Go too far」は、「度を越す」や「やりすぎる」という意味のフレーズです。
- 例えば、冗談やコメントが不適切な場合には「彼の冗談は度を越していて、誰も笑わなかった」、行動が過激すぎる場合には「その抗議行動は度を越していて、警察が介入することになった」となります。
- 「Overstep the mark」も「限度を超える」という意味の類似表現です。
- 「Sex and the City」のシーズン3、エピソード15「Hot Child in the City」で、キャリーが友人に対して言い過ぎてしまったことを反省しています。
この記事が「go too far」という表現の理解を深める一助となれば幸いです。今後も新しい表現を学ぶ際には、その背景や使用例にも注目してみてください。