ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「see eye to eye」の基本的な意味と使い方
「see eye to eye」は、直訳すると「目と目を合わせる」という意味ですが、実際には「意見が一致する」や「同意する」という意味で使われます。この表現は、特に対立していたり異なる視点を持っていたりする人々が、最終的に意見の一致を見つける際に使われます。
例文:
After a long discussion, we finally saw eye to eye on the project plan.
(長い話し合いの後、私達はようやくプロジェクトプランについて意見が一致した。)
文脈による意味の変化
「see eye to eye」は一般的に「意見が一致する」という意味で使われますが、否定文で使われることが多いです。この場合、意見が一致しないことを表します。
例文:
My boss and I don’t see eye to eye on the new marketing strategy.
(私と上司は、新しい市場戦略について意見が一致していない。)
「see eye to eye」の類似表現
「see eye to eye」 には他にもいくつかの類似した英語表現があります。これらはすべて「意見が一致する」の意味です。
- 【7. I’m down】:「賛成する」「やる気がある」
- 【28. You bet】: 「もちろん」「その通り」「確かに」
- 【44. I’m sold】: 「私は納得した、そうしよう」
- 【75. You can say that again】:「全くその通りだ」
ドラマ「24 -Twenty Four-」で実際に使われたシーンの会話文
ドラマ「24 -Twenty Four-」で「see eye to eye」が使われるシーンがあります。ジャックとトニーがテロ対策の方法について議論する場面です。
シーズン2、エピソード5「Day 2: 12:00 p.m.-1:00 p.m.」
Jack: We need to take immediate action. Waiting will only make things worse.
Tony: I understand your point, Jack, but we have to consider the consequences. We can’t always see eye to eye on these decisions.
(ジャック:すぐになにか行動を起こさなくては。待っていても状況が悪くなるだけだ。)
(トニー:言いたい事は分かるよ、ジャック。だが、我々は結果の事を考えなければならない。こうした決定については、我々の間でもいつも意見を一致させる事は難しい。)
まとめと練習問題
「see eye to eye」は、「意見が一致する」や「同意する」という意味で、特に対立する意見を持つ人々が最終的に一致する際に使われます。この表現を正しく理解し、適切な文脈で使えるようになりましょう。
練習問題
- 「My colleague and I see eye to eye on the new policy.」の意味を日本語で説明してください。
- 次の文を英語に翻訳してください: 「私たちはそのプロジェクトの進め方について意見が一致しなかった。」
- 「see eye to eye」と同じ意味を持つ表現を2つ挙げてください。
練習問題の答え
- 私の同僚と私は新しい方針について意見が一致している。
- We didn’t see eye to eye on how to proceed with the project.
- Agree, Be on the same page
この記事が「see eye to eye」という表現の理解を深める一助となれば幸いです。今後も新しい表現を学ぶ際には、その背景や使用例にも注目してみてください。