ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「Tell me about it」の基本的な意味と使い方
「Tell me about it」は直訳すると「それについて教えて」という意味です。しかし、実際の会話では、日本語の会話でよく使われる「それな!」に近い意味で使えます。
例文:
A:I am totally into K-POP now.
B:Tell me about it!
(A:今本当に、K-POPがヤバいよね。)
(B:それな!)
この例では、相手の言うことに共感し、自分も同じように感じていることを示しています。つまり、「それな!」というニュアンスが含まれています。
文脈による意味の変化
「Tell me about it」は文脈によって意味が変わることがあります。次に、いくつかの異なるシチュエーションを見てみましょう。
- 同意と共感: 相手の意見や感情に強く同意する場合。「本当に、その通り!」
- 皮肉: 相手の発言に対して軽い皮肉を込めて同意する場合。「そうだね、全く!」
- 情報を求める: 相手に詳細を尋ねる場合。「それについて詳しく教えて。」
文脈に応じて微妙にニュアンスが変わるため、注意が必要です。
「Tell me about it」の類似表現
「Tell me about it」と似た表現もいくつかあります。以下にいくつかの例を挙げます。
- I know, right? – 「そうだよね?」
- You’re telling me! – 「まさにその通りだよ!」
- Preaching to the choir. – 「それは賛成!」
これらの表現も「Tell me about it」と同様に、相手に同意や共感を示す際に使われます。
ドラマ「FRIENDS」での使用例
人気ドラマ「FRIENDS」でも「Tell me about it」が使用されています。具体的なシーンを紹介します。
シーズン2、エピソード8「The One with the List」
Monica: I just can’t find a job. It’s so frustrating!
Raychel: Tell me about it!
(モニカ:なんだか仕事が見つからないの。すごいストレス!)
(レイチェル:分かる!【それな!】)
このシーンでは、モニカが仕事探しの難しさについて話し、レイチェルが「Tell me about it」で共感を示しています。
まとめと練習問題
「Tell me about it」は、相手の意見や感情に共感を示す際に使えます。最後に、いくつかの練習問題を解いて、理解を深めましょう。
- 以下の会話に「Tell me about it」を使ってみましょう。
A: “This traffic is terrible!”
B: “Tell me about it!”
- 次の文章を英語に翻訳してみてください。
「最近、本当に疲れているんだ。」
答え: “I’ve been really tired lately.”
- 「Tell me about it」と類似の表現を使って文章を作成してください。
例: I know, right?
答え:- “You’re telling me!”
- “Preaching to the choir.”
- “Exactly!”
この記事が「Tell me about it」の意味と使い方について、理解を深める助けになれば幸いです。ぜひ実際の会話で使ってみてください!