ここに気づけば、聞き取れる!【実際にドラマで使われているネイティブ表現をマネる】
日本語の日常会話には、「あざす!」「お疲れ様でーす!」「これヤバくない?」など、日本語を学ぶ外国人が授業で習わない表現がたくさんありますよね?外国人は先生から習っていない以上、「あざすハ、ナンデスカ?」となるでしょう。
全く同じように、英会話力を伸ばそうとしている日本人も、これと同じ難しさに直面しているのが現状です。
だからこそ、ネイティブスピーカーが実際に使う表現に親しんでしまえば、リスニング力は一気に伸びるはず!なぜなら、映画やドラマを観ても分かるように、日常会話で頻繁に使われているからです!
「Get down to business」の基本的な意味と使い方
「Get down to business」というフレーズは、直訳すると「ビジネスに取りかかる」ですが、実際の意味は「本題に入る」「仕事に取りかかる」「真剣に取り組む」というニュアンスがあります。日常会話やビジネスシーンで頻繁に使われ、何かの準備が終わり、本格的に作業や議論を始める時に使います。
例文:
Let’s get down to business and discuss the project details.
(さあ、本題に入ってプロジェクトの詳細を話し合いましょう)
文脈による意味の変化
「Get down to business」は文脈によって微妙に意味が変わります。以下にいくつかの例を挙げて説明します。
- ビジネスミーティングで:
会議の冒頭で「Let’s get down to business.」と言えば、「さあ、本題に入りましょう」という意味になります。
- プロジェクト開始時に:
新しいプロジェクトを始める際に「It’s time to get down to business.」と言えば、「さあ、仕事に取りかかる時間だ」という意味になります。
- 問題解決に:
具体的な問題に対処するために「We need to get down to business and solve this issue.」と言えば、「本格的に取り組んでこの問題を解決する必要がある」という意味になります。
「Get down to business」の起源と歴史
「Get down to business」というフレーズは、20世紀初頭のアメリカ英語に起源を持つと言われています。ビジネス文化の中で、効率的に仕事を進めることが重視されるようになり、このフレーズが一般的に使われるようになりました。特にビジネス環境において、無駄を省いて本質的な業務に集中することが求められる場面で多用されます。
「Get down to business」の類似表現
「Get down to business」に似た表現もいくつかあります。これらのフレーズも同様の意味で使われることが多いです。
- 【5. Get the Ball Rolling】
「物事を始める」「スタートを切る」という意味で、非常に直接的な表現です。
- Get on with it:
「(ためらわずに)始める」という意味で、特に急いでいる時に使われます。
- Roll up your sleeves:
文字通り「袖をまくる」という意味ですが、「本格的に仕事を始める」という比喩的な意味で使われます。
- Let’s get started:
「始めましょう」という意味で、何かを始める際に一般的に使われます。
ドラマ「SUITS」で実際に使われたシーン
人気ドラマ『SUITS』でも「Get down to business」というフレーズが使われています。以下にその例を紹介します。例えば、シーズン3のエピソード7「She’s Mine」の中で、ハーヴィーがマイクに対してこのフレーズを使います。
シーズン3、エピソード7:「She’s Mine」
Harvey: “We’ve wasted enough time, Mike. Let’s get down to business.”
Mike: “You’re right, Harvey. Time to focus.”
(ハーヴィー:もう十分おしゃべりしたな、マイク。そろそろ本題に入ろうか。)
(マイク:分かりました、ハーヴィー。では、集中しましょう。)
このシーンでは、ハーヴィーがマイクに対して、本題に入ろうと促しています。このように、ドラマの中でもフレーズの使い方がよく分かります。
まとめと練習問題
「Get down to business」は、ビジネスシーンや日常生活で役立つフレーズです。本題に入りたい時や真剣に取り組む必要がある時に使います。フレーズの意味をしっかりと理解し、実際の会話で使ってみましょう。
練習問題
次の文を日本語に翻訳してください。
- “It’s time to stop chatting and get down to business.”
- “We need to get down to business and complete this project.”
- “After a brief introduction, they got down to business.”
1. おしゃべりはやめて、本題に入りましょう。
2. 本腰を入れて、このプロジェクトを終わらせる必要がある。
3. 簡単な自己紹介の後、彼らは本題に入った。
この記事が「What are you after?」の理解に役立てば幸いです。これからも英語の学習を楽しんでくださいね!